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NBA

「彼のエネルギーが欲しかった」アイバーソンが明かしたコビーへの“唯一の後悔”とは?

ダンクシュート編集部

2020.09.30

 アイバーソンとコビーの直接対決におけるハイライトのひとつは、2001年のNBAファイナルだ。48得点を叩き出したアイバーソンの活躍でシクサーズがオーバータイムの末に先勝するも、その後はシャック&コビーの強力デュオを止められず4連敗を喫し、アイバーソンはキャリア最大の優勝のチャンスを逃す結果となった。

「もしシャックがそのシリーズ(2001年ファイナル)にいなかったら、俺はチャンピオンリングを持っていると思う。ディケンベ(ムトンボ)が素晴らしい戦いを見せたという連中がいるけど、守っている相手(シャック)が平均30点、15リバウンド以上なんだから何をもってそう言うかは理解しがたい。シャックは当時、全盛期の真っ只中、しかも伸び盛りのコビーまでいるんだからクレイジーだよ」
 
 アイバーソンは今年8月、『The Players Tribune』でのコビーに宛てたコラムで、「君は俺が見た中で最もタフな男だった。最も冷酷な殺し屋で、最も激しい競争相手でもあった。君が歩んできた道の話を聞いた日のことを覚えている。俺がルーキーイヤーにザ・ガーデン(マディソンスクエア・ガーデン)で35得点をした試合(1996年11月12日)のハイライトを見ていたな。まるでCIAの捜査官のように俺のプレーを研究し始めた。俺たちはそんな関係、2人で偉大な存在へと背中を押し合ってた」と思いを綴っていた。

 今後2人が語り合うことはもう叶わないが、アイバーソンにとってコビーがこれまで通り特別な存在であるのは、今後も決して変わることはないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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