もっとも、3度の優勝経験に加え、数々の記録を保持するレブロンにとって、個人賞はさして重要ではないようだ。「俺はそのことについて考えすぎることはないんだ。自分のレガシーについても、人生の中で特に考えていない。俺にとってはフロアでやっていることよりも、フロア外でやることの方が大きな意味を持つんだ」とレブロン。
ビジネスマンとしてもNBAの最前線を走るレブロンは、2018年7月に故郷であるオハイオ州アクロンに“I Promise School”という学校を設立し、経済面や学力面で苦しんでいる大勢の子どもたちやその家族をサポートしている。
「バスケットボールはいずれ俺のことを通り抜けていく。そこには若い選手やベテランたちが新たなグループを形成していくだろう。フロアにいる限り、俺はそのことについて心配はしていない。それよりも、自分がどのように活動してきたか、どうやって歩んできたか、どんなことを話してきたか、そして次の世代へどれだけ影響を与えてきたか。俺にとってはそれこそが最も重要なことなんだ」
キャリア17年目の35歳ながら、依然としてリーグトップレベルのパフォーマンスを披露し続けるレブロンは、このまま引退したとしても最短でバスケットボール殿堂入りを果たすに違いない。
だがバスケットボール界のキングは“Strive For Greatness”(偉大さへの探求)、“More Than An Athlete”(アスリート以上の存在)を掲げており、コート内外で唯一無二の存在となるべく、今後もプレーを続けていく。
今年のファイナルでレイカーズを優勝へと導いたとしても、この男がゴールに到達することはない。ただ、異なる3チームで頂点に立ち、ファイナルMVPも手にすることになれば、レブロンへの歴史的評価はさらに高まることは確実だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】35歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!
ビジネスマンとしてもNBAの最前線を走るレブロンは、2018年7月に故郷であるオハイオ州アクロンに“I Promise School”という学校を設立し、経済面や学力面で苦しんでいる大勢の子どもたちやその家族をサポートしている。
「バスケットボールはいずれ俺のことを通り抜けていく。そこには若い選手やベテランたちが新たなグループを形成していくだろう。フロアにいる限り、俺はそのことについて心配はしていない。それよりも、自分がどのように活動してきたか、どうやって歩んできたか、どんなことを話してきたか、そして次の世代へどれだけ影響を与えてきたか。俺にとってはそれこそが最も重要なことなんだ」
キャリア17年目の35歳ながら、依然としてリーグトップレベルのパフォーマンスを披露し続けるレブロンは、このまま引退したとしても最短でバスケットボール殿堂入りを果たすに違いない。
だがバスケットボール界のキングは“Strive For Greatness”(偉大さへの探求)、“More Than An Athlete”(アスリート以上の存在)を掲げており、コート内外で唯一無二の存在となるべく、今後もプレーを続けていく。
今年のファイナルでレイカーズを優勝へと導いたとしても、この男がゴールに到達することはない。ただ、異なる3チームで頂点に立ち、ファイナルMVPも手にすることになれば、レブロンへの歴史的評価はさらに高まることは確実だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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