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NBA

イースト王者ヒートは静観のオフに?「我々に必要なのは、現状の戦力を保持すること」

秋山裕之

2020.10.24

 来季終了後、ヒートはキャップスペースに大きな空きができることから、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)やヴィクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)、あるいはカワイ・レナードとポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ/※プレーヤーオプションを破棄した場合)といった超大物FA選手の獲得競争に参戦することが予想される。

 だがライリーは「我々に必要なのは、現状の戦力を保持すること」と口にしており、現有戦力で来季も覇権争いを繰り広げることを望んでいるようだ。
 
 ヒートにはアデバヨやヒロ、ロビンソン、ナンといった魅力的な若手がおり、彼らは来季開幕までの短期間でも成長が期待できるだけに、来季もイースト屈指のチームとして開幕を迎えることが濃厚。

 本日NBA側が来季の開幕を12月22日にし、レギュラーシーズン72試合(通常は82試合)でオールスターなしというプランを理事会に提案。もし選手会がこれを承認した場合はファイナル終了からわずか2か月後に新シーズンがスタートすることになる。

 来季の開幕時期がどうなるのか。FA戦線のスタートがいつになるのかは気になるところだが、ヒートがチャンピオンシップ獲得を目指して今後も歩みを進めていくことに変わりはない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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