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NBA

「デイビスはダンカンよりも才能に恵まれている」ダドリーが語った歴代最高のPF論

秋山裕之

2020.10.27

 10月14日(日本時間15日、日付は以下同)に公開された『The Ringer』のビル・シモンズとのポッドキャスト内で、ダドリーは次のように話していた。

「ダンカンは数多くの選手たちが(スキルなどを)取り入れてきた存在だから、(PFとして)多くの基準を作ったんだと思う。でもADはもっと才能に恵まれているし、ディフェンス面でも優れている。特に現代のNBAではね。僕は彼がさらなる高みに足を踏み入れたと思っている」

 今季でキャリア13年目を終えた35歳のダドリーは、198㎝・107㎏という屈強な肉体を武器に裏方的な役割を黙々とこなすロールプレーヤー。ここ数年は主にPFを務めており、ダンカンとデイビスを間近で見てきた。

 ダドリーが話したように、ダンカンとデイビスを比較した場合、前者には3ポイントがレパートリーになく、機動力や跳躍力といった身体能力の面でも後者に分があると言っていい。
 
 ただし、ダンカンはスパーズを常勝チームへと押し上げ、5度の優勝を勝ち取ったほか、2度のシーズンMVP,3度のファイナルMVPを受賞。さらにオールスター、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームにそれぞれ15度も選ばれている。

 15年以上にわたりリーグの第一線で活躍を続け、攻守において唯一無二の働きを見せてきただけに、現時点でデイビスをダンカンの上に置くことはできないだろう。

 今後デイビスがさらなる進化を遂げ、所属チームを複数回の優勝へと導き、今季と同等のパフォーマンスを今後も維持していくことができれば、引退時には歴代最高のPFの称号を手にすることができるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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