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NBA

ジェイレン・ブラウンが自身を“NBAでプレーするにふさわしい”と感じた瞬間とは?「ルーキー時代にレブロン相手に…」

秋山裕之

2020.11.02

 そのシーズン、セルティックスはイースタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進み、レブロン率いるキャブズと対決。トーマスがケガのため戦線離脱した影響もあり、1勝4敗で惨敗を喫した。

 だが、セルティックスは翌年にもイースト決勝まで勝ち上がる。カイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)、ゴードン・ヘイワードを故障で欠くなか、ジェイゾン・テイタムやテリー・ロジアー(現シャーロット・ホーネッツ)、アル・ホーフォード(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ブラウンを中心とした布陣でキャブズに挑み、奮戦したものの第7戦の末に惜敗した。

 まだキャリア2年目だったブラウンは、終わってみればチームトップの平均19.7点に加え、4.9リバウンド、1.6アシストと大活躍。前年の同シリーズでは平均9.0点、3.0リバウンドだったことを考えれば、急成長を遂げたと言っていいだろう。
 
 そして迎えた今年のプレーオフでは、平均39.5分の出場で21.8点、7.5リバウンド、2.3アシスト、1.5スティールを記録し、テイタムとともにチームを牽引。トロント・ラプターズとのイースト準決勝ではパスカル・シアカム相手に好守を見せて相手をスローダウンさせるなど、ディフェンス面の働きも光った。

 24歳のブラウンはNBA入りから4年連続でプレーオフに出場し、うち3度カンファレンス・ファイナルに到達するなど大舞台での経験も豊富。昨季と同等のパフォーマンスができれば、来季オールスター初選出を果たすことも十分可能だろう。まだ伸びしろも多く残っているだけに、来季セルティックスが覇権を奪取することができるかは、ブラウンの活躍にかかっていると言っても過言ではない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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