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NBA

100時間未満で3チームをたらい回し…キャリア16年のアリーザが“NBA史上最もトレードされた男”に

秋山裕之

2020.11.22

 35歳のアリーザは、昨季サクラメント・キングスとブレイザーズでプレー。平均28.2分の出場で8.0点、4.6リバウンド、1.7アシスト、1.3スティール、3ポイント成功率37.2%(平均1.5本成功)をマークしており、まだまだ主力として活躍できるレベルにある。

 来季の年俸は1280万ドル(約13億1840万円)。ただ契約は来季限りのため、開幕までに再びトレードされてしまう可能性があることも否定できない。

 ちなみに、アリーザは今年4月にクエンティン・リチャードソン、ダリアス・マイルズがホストを務めるポッドキャスト番組『Knuckleheads』へ出演した際、2007年11月にオーランド・マジックからレイカーズへ移籍したトレードについてこう振り返っている。
 
「俺はてっきりホームに帰れるんだと思っていた。でも何だか変だった……。本当はレイカーズじゃなくて、(ロサンゼルス)クリッパーズでプレーしたかったんだ。俺は(マジックの)ゼネラルマネージャーに『私は(トレードを)求めていました。もの凄く興奮しています。クリッパーズに行きたいんです』って言ったんだけど、彼は『君には数日以内に知らせるよ』と言って、次の日に『我々は君をレイカーズへトレードしたよ』と言ってきてね……」

 これまでアリーザはクリッパーズでプレーすることはなかったものの、今後再びトレード、あるいはバイアウトされれば、念願のクリッパーズでプレーできる機会を手にするかもしれない。16年間で10度もトレードを味わうという、珍しいキャリアを送っているアリーザ。3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”と評されるベテランの、今後の去就も注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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