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NBA

「ファンと祝えなくておかしいと思うのは当然」“優勝パレード”を今季のモチベーションとするレイカーズの選手たち

秋山裕之

2020.12.16

「チャンピオンシップを勝ち取って、優勝パレードをしてファンと一緒に祝福することは誰もが夢見るものだ。どうしてパレードが開催されなかったのかは理解している。でもパレードもなく、ファンと祝うことができないのはおかしなことと思うのは当然のこと。この街ならきっとクレイジーなものになっていただろうね」とデイビスは言う。

 昨季レイカーズへ加入し、キャリア13年目にして初の優勝を手にしたジャレッド・ダドリーも「今年も優勝したい。だって俺たちはパレードが恋しくてたまらないんだ。ステイプルズ(センター)が大盛り上がりするのが見たい。俺たちは(チャンピオンチームに)ふさわしい祝福を受けていない。だからこそ、今シーズンも優勝してファンと喜びを分かち合いたいんだ」と優勝パレードを望んでいる。
 
 フランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)も、選手たちの思いを理解したうえでこんな言葉を残している。

「このチームはリーグで最も選手層の厚いチームのひとつ。それに優勝した経験がある。皆が気持ちをひとつにしていると思う。我々が目指すゴールはひとつ。チャンピオンシップを勝ち取ることだ」。

 はたして、レブロンやデイビスといった選手たちが来年の夏に連覇を飾り、ロサンゼルスのファンと共に優勝を祝福するパレードを開催できるのか。これから長い道のりが待ち受けているものの、レイカーズの選手たちにとっては“優勝パレード”が最高のモチベーションとなるに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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