12月３日、昨季ロサンゼルス・レイカーズの優勝に貢献したアンソニー・デイビスが、５年１億9000万ドル（約197億円）の再契約に合意したと現地メディアが報じた。金額は現在の規定で結べるＭＡＸ契約で、最後の１年（2024－25シーズン）は自身がＦＡになる権利を有するアーリー・ターミネイション・オプション付きとのこと。

　前日には、同じく優勝の立役者であるレブロン・ジェームズが２年8500万ドル（約89億円）の延長契約を結んだばかりで、デイビスも兄貴分に続く形となった。これでレイカーズは、少なくとも2023年まではレブロン＆デイビスの“黄金デュオ”体制が続くことになる。

　昨年７月にトレードでレイカーズに加入したデイビスは、レギュラーシーズンでチームトップの平均26.1点、9.3リバウンドをマーク。プレーオフでも攻守でチームを牽引し、移籍初年度にして自身初の優勝を味わった。
  　将来的にさらに大金を手にするため当初は２～３年での短期契約も予想されていたが、それをいい意味で覆す５年の契約は、レイカーズへの忠誠の表われと言っていいだろう。現在27歳と選手として絶頂期を迎えるであろう今後数年間を、“パープル＆ゴールド”に捧げる覚悟だ。

　レイカーズは今オフ、デイビスと同年代のデニス・シュルーダーや昨季の最優秀シックスマンに輝いたモントレズ・ハレル、経験豊富なセンターのマルク・ガソルなど、複数の新戦力を獲得。レブロンとデイビスは今後数シーズンにわたって40億円前後の巨額年俸を手にすることになり、サラリーキャップ上、もう１人の大物スター選手の獲得は難しくなったが、この２本柱が健在な限りチームは常に優勝候補でいられる。リーグ最多タイ17回の頂点に立った西の名門が、再びの黄金期構築に向けて盤石の態勢を整えた。

構成●ダンクシュート編集部

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