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NBA

新天地で飛躍を遂げるクリスチャン・ウッドを元指揮官が称賛「ヒューストンでゴー・トゥ・ガイになった彼を誇りに思う」

秋山裕之

2021.01.22

 もっとも、ウッドが移籍を決断した最大の要因は金銭面。6日に『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ記者とのインタビューに応じたウッドはこのように語った。

「長期間の契約というのは僕にとってものすごく大きい。それは僕がミニマム契約(最低保証額)や無保証契約で何度もウェイブされてきた環境から、どれだけ一生懸命努力してはい上がってきたかを示してくれる。だからこの契約は信じられないほど素晴らしいものなんだ」

 3年4100万ドル(約42億2300万円)という高額契約で移籍したウッドに対し、ピストンズのトロイ・ウィーバー・ゼネラルマネージャーは800万ドル(約8億2400万円)以上の年俸を支払う気がなかったと、同メディアは報じている。
 
「うぬぼれているわけじゃない。でも僕には実際、それ(800万ドル)以上の価値があると思っている」と語るウッド。ここまでの活躍は、その高額年俸に十分値するものと言っていい。

 ウッドにとって、22日のピストンズ戦は古巣へ強烈な恩返しをする最初の機会となる。そして自身の代わりに3年6000万ドル(約61億8000万円)という高額契約で加入したグラントとの初戦でもある。

 グラントも今季、平均25.4点、6.1リバウンド、2.6アシスト、1.29ブロックと飛躍のシーズンを送っているだけに、相手にとって不足はない。新天地で台頭する若手ビッグマン2人のマッチアップは必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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