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NBA

渡邊は欠場、八村は後半に失速…“NBA日本人対決第3ラウンド”はほろ苦い結果に〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.11

 八村は32分17秒の出場で15得点、7リバウンド、3アシスト、1スティール。フィールドゴール42.9%(6/14)、3ポイント20.0%(1/5)、フリースロー100.0%(2/2)で今季15試合目を終えた。

 この日の八村は守備でも苦戦を強いられた。パスカル・シアカムとのマッチアップでは3ポイントを許し、パウエルのドライブも止められず。右方向を好むシアカムに対して、左方向へと誘うディフェンスで対抗したが、シアカムがピボットでズレを作り右ドライブからフックショットを決められてしまった。

 また、前半にはヴァンブリート(185cm・89kg)、後半にはカイル・ラウリー(183cm・89kg)とのミスマッチを攻めた場面では、前者にはショットミス、後者はいずれもショットを放つ寸前にノーファウルでスナップされて阻止されてしまった。
 
 両選手とも身長こそ低いものの、フィジカルコンタクトに強く、フォワード相手にも当たり負けしない身体の持ち主ではあるが、この試合で八村は一度も攻略できず。ラウリーとの2度目の1対1では、両腕でボールを抱えてシュートまで持ち込むも失敗。1対1が始まる寸前に、左コーナー付近にレフェリーがいないことを目視して手を出す角度を計算していたラウリーが1枚も2枚も上手だったと言えるだろう。

 ウィザーズにとって、今季前半戦におけるラプターズ戦はこの1試合のみ。八村と渡邊による“日本人対決第3ラウンド”は、3月11日から始まる後半戦で組まれる可能性があるだけに、その時を楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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