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NBA

「どうしても勝ちたかった一戦」で八村塁が勝利に貢献!ダブルダブルに加え、バスケキャリア“初プレー”も〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.09

23歳初戦で八村は今季初のダブルダブル(19得点、10リバウンド)を達成。チームの連敗ストップに大きく貢献した。(C)Getty Images

23歳初戦で八村は今季初のダブルダブル(19得点、10リバウンド)を達成。チームの連敗ストップに大きく貢献した。(C)Getty Images

 2月8日(日本時間9日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地ユナイテッド・センターでシカゴ・ブルズと対戦した。

 この日は2連戦の2日目ということで、ラッセル・ウエストブルックが休養のため欠場。ウィザーズはハウル・ネト(ブラジル)、ブラッドリー・ビール(アメリカ)、アレックス・レン(ウクライナ)、八村塁(日本)、そしてダービス・ベルターンス(ラトビア)が今季初先発と、国際色豊かな布陣で挑んだ。

 今季21試合目にして14パターン目のスターターを送り込んだウィザーズ。この日23歳の誕生日を迎えた八村は、主にルーキーのパトリック・ウィリアムズとマッチアップ。第1クォーターはフル出場し、残り約7分にトップ・オブ・ザ・キーからドライブでリング下まで持ち込み、ギリギリまで両手でボールを抱えてレイアップ気味のショットを決める。

 序盤から八村はフェイダウェイやリングアタック、3ポイントをミスしたものの、チームは第2クォーターに34-21でブルズを突き放すことに成功。

 八村は残り約7分にコートへ戻り、中盤に右フックショット、左フックショットを決めると、前半残り1分44秒にはリング下でポンプフェイクからファウルをもらって3ポイントプレー、さらにはフリースロー2本で加点し、ウィザーズは58-48と10点リードで前半を折り返す。
 
 第3クォーターもフル出場した八村は、序盤でフリースローを1本決めると、残り約7分に右エルボーから長距離砲、デニ・アブディヤのボールプッシュからのレイアップ、残り約3分半には右ミドルポストからドライブしてレイアップを決めると、ディフェンスでも好プレーを見せる。

 残り1分17秒、ベースライン右側をドライブしてきたウィリアムズに対して的確なポジショニングで受け止めてオフェンスファウルを誘発。大の字になった八村は、両腕の人差し指を突き出して“初めてのテイクチャージ”をアピールし、白い歯を覗かせた。

 ウィザーズの5点リードで迎えた最終クォーター。引き離そうとするウィザーズに対し、ブルズも追いすがる。ウィザーズは残り4分36秒のレンのダンクを最後に、フィールドゴールを決められず、残り29.2秒にコビー・ホワイトのフローターで1点差まで追い上げられた。しかし最後はビールがフリースローを決めて105-101で逃げ切った。

 第4クォーターのスタートから出場した八村は、序盤にショットミス、左ローポストでダブルチームされてパスできずにターンオーバーを喫してベンチへ下がったものの、残り2分41秒という勝負どころでコートへと戻り、残り36.0秒にザック・ラビーンのプルアップジャンパーをファウルなしで守るなどディフェンスやリバウンドで貢献した。
 

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