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NBA

「俺にはチームを立ち直らせる責任がある」。有言実行のウエストブルックに八村も感嘆…試合中に1対1の“熱血指導”も〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.19

 スコット・ブルックスHCも「厳しい局面にいる時、ラッセル・ウエストブルックは皆が一緒に戦いたいと思える男なんだ」と絶大な信頼を寄せている。

 この試合、ウィザーズは後半だけで30得点を奪ったビールがゲームハイの43得点に5アシスト、ロビン・ロペスが11得点、レンが9得点、6リバウンドを奪ったほか、控えのハウル・ネトやアイザック・ボンガもハッスルプレーで盛り立てるなど、チーム一丸となって大きな勝利を手にした。

 キングス戦で敗れた後に「ディフェンスが酷すぎる。真剣にプレーオフを狙っているように戦わなければいけない」と話していたビールも、今日の勝利には満足感を漂わせた。
 
「俺たちは48分間、ガードし続けた。相手を快適にプレーさせなかったし、いい仕事ができた。オフェンス面でも遂行することができたからね。チーム全員で戦ったんだ。何より今日はディフェンスが勝利を呼び込んだのさ」

 ウィザーズの次戦は21日のブルックリン・ネッツ戦。今季2戦2勝と相性がいいとはいえ、いずれも3点差以内の接戦だったため油断は禁物。「我々はバスケットボールのベストチームとプレーしている。今夜はアンテナが立っていたんだ。でもこのチームは毎晩そうやって戦っていかなきゃいけない」という指揮官の言葉通り、今後も今日のような戦いを続けていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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