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NBA

センター一番の高給取りは意外な選手。3000万ドル超えはゼロと需要低下を如実に表わす結果に【NBAサラリーランキング2021・センター編】〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.03.30

 また、近年のNBAではセンターの市場価値が低下しているが、それが年俸にも如実に表われる結果となった。3000万ドル超えは1人もおらず、トップのアダムズでさえリーグ全体の順位は24位。またドラモンドはキャブズからバイアウトされレイカーズへ、ヴュチェビッチは3月25日(日本時間26日)のトレード・デッドライン当日にブルズへ放出、ホーフォードも若手に出場機会を与えるため以降の試合の全休が発表されるなど、トップ10のうち3人がシーズン途中に何らかの形で環境の変化を強いられている。

 特にベテランミニマム契約を結んだドラモンドがレイカーズから受け取るサラリーは、キャリア8年の選手が得られる約232万ドルをシーズンの残り日数で割った約79万ドル。バイアウトのためキャブズからもサラリーが受け取れるものの、そのキャブズ時代の2875万ドルから約36分の1の金額となってしまった。
 
 そんななかでも、シーズン前半にMVP候補として挙げられるほどの活躍を見せたヨキッチとエンビードは、ともに来季3000万ドルを超える予定。ウルブズの主砲タウンズも来季は3000万ドル超え、そしてゴベアは今季開幕前に5年2億500万ドルの超大型契約を結び、2025-26シーズンには約4599万ドルものサラリーを受け取る見込みだ。このゴベアの厚遇に対しレジェンドのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は「平均11点で2億ドルを得られるのは子どもたちにインスピレーションを与える」「平均11点で2億ドル稼げるなら、平均38点は6億ドル」などと“口撃”を仕掛けたが、こういった批判を跳ね返すほどの活躍を期待したいところだ。

 次回は過去のセンターたちのサラリーランキングを紹介する。近年とは異なりビッグマンが重宝された時代のセンターたちは、どれほどの年俸を稼ぎ出していたのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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