3位から5位に入ったカリー、アデトクンボ、リラードもリーグ指折りのスーパースターとして見事な活躍を見せているが、上位2人と比較するとやや分が悪い。
カリーは平均31.1点でリーグ得点王に躍り出たものの、チームは29勝30敗(勝率49.2%)でウエスト10位。2年連続でMVPに輝いているアデトクンボも平均28.5点、11.2リバウンド、6.0アシストという好成績ながら、チームはイースト3位の36勝22敗(勝率62.1%)と、リーグベストを記録した過去2シーズンほどのインパクトは残せていない。リラードについても平均28.6点、7.6アシストと個人成績は申し分ないが、ブレイザーズはウエスト6位タイ(32勝26敗/勝率55.2%)にとどまっており、MVPの本命に推すには不十分だろう。
なお、6位から10位はジェームズ・ハーデン(ネッツ)、クリス・ポール(サンズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、カワイ・レナード(クリッパーズ)、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)がランクイン。ハーデンとレブロンは戦線離脱中で、ポールにはデビン・ブッカー、レナードにはポール・ジョージという票が二分されそうな強力なチームメイトがおり、ドンチッチが所属するマブズはウエスト6位タイ(32勝26敗/勝率55.2%)に過ぎない。
そのため、今季のMVP争いはヨキッチとエンビードという、オールスターセンターによる一騎打ちとなる様相を呈している。はたして今季の“ベストプレーヤー”に輝くのはどちらのビッグマンなのか。シーズン終盤戦の行方とともに注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
カリーは平均31.1点でリーグ得点王に躍り出たものの、チームは29勝30敗(勝率49.2%)でウエスト10位。2年連続でMVPに輝いているアデトクンボも平均28.5点、11.2リバウンド、6.0アシストという好成績ながら、チームはイースト3位の36勝22敗(勝率62.1%)と、リーグベストを記録した過去2シーズンほどのインパクトは残せていない。リラードについても平均28.6点、7.6アシストと個人成績は申し分ないが、ブレイザーズはウエスト6位タイ(32勝26敗/勝率55.2%)にとどまっており、MVPの本命に推すには不十分だろう。
なお、6位から10位はジェームズ・ハーデン(ネッツ)、クリス・ポール(サンズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、カワイ・レナード(クリッパーズ)、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)がランクイン。ハーデンとレブロンは戦線離脱中で、ポールにはデビン・ブッカー、レナードにはポール・ジョージという票が二分されそうな強力なチームメイトがおり、ドンチッチが所属するマブズはウエスト6位タイ(32勝26敗/勝率55.2%)に過ぎない。
そのため、今季のMVP争いはヨキッチとエンビードという、オールスターセンターによる一騎打ちとなる様相を呈している。はたして今季の“ベストプレーヤー”に輝くのはどちらのビッグマンなのか。シーズン終盤戦の行方とともに注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)