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NBA

八村塁が勝負所で印象的な活躍を見せ18得点!しかし息詰まる接戦を落としウィザーズは痛い黒星<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.02

 迎えた第3クォーター、ここまで好調だったマーベリックスのアウトサイドシュートが落ち始める。そしてウィザーズ2点ビハインドの残り5分、逆転を狙った八村の3ポイントは外れるも、イシュ・スミスがプットバックし同点に。再び2点ビハインドとなった4分半には八村が力強いドライブからバスケットカウントを成功させ、リードを奪うチャンスを得たが、フリースローを外し勝ち越しのチャンスを逸する。

 しかし同点の残り3分半、ロビン・ロペスもバスケットカウントを成功させ、ついにウィザーズが勝ち越しに成功。すると流れは完全にウィザーズに傾き、97-89と逆に8点ものリードを奪って最終クォーターを迎えた。

 ただ、このまま試合は終わらない。ドンチッチや5分間で9得点をあげたハーダウェイJr.らの活躍でマーベリックスが同点に追いつくと、その後は両者一歩も引かない展開が続く。そしてウィザーズ2点リードの残り10秒、ドンチッチがディフェンスを引きつけフィニー・スミスにパス、右コーナーから逆転の3ポイントをヒット。直後のポゼッションでビールが3ポイントを外し、最終スコアは125-124、マーベリックスが息詰まる熱戦を制した。
 
 惜しくも勝利を逃したウィザーズは、ウエストブルックが42得点、ビールも29得点と二枚看板が躍動。八村もフィールドゴール7/11(63.6%)と高確率で沈め、2人に続く18得点をマークした。

 なかでも、勝負所での八村の活躍は見事だったと言えよう。第4クォーター残り7分、105-105の場面で勝ち越しジャンパーを決めると、2点ビハインドの残り5分にはジャンパー時にドンチッチのファウルを誘い、フリースローを2本決め同点に。さらに115-116となった残り2分半には、トップ・オブ・ザ・キーでネトのパスを受け、逆転の3ポイントをヒット。値千金の一発に、思わず笑顔もこぼれた。

 これでウィザーズは29勝35敗(勝率45.3%)、イースタン・カンファレンス10位。9位のインディアナ・ペイサーズがこの日勝利したため、ゲーム差は1.5に広がった。次の試合は中1日空いて3日、そのペイサーズとの対戦が組まれている。必ず勝利しゲーム差を縮め、プレーオフ進出に近づきたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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