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NBA

レイカーズのオーナーによる“球団ベスト5”に落選したウエストが不満を吐露「もし私がいなかったら…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.14

 NBAロゴのモデルになったことでも知られるウエストは、現役時代にレイカーズ一筋14シーズンをプレーし、キャリア平均27.0点、5.8リバウンド、6.7アシストをマーク。“ミスター・クラッチ”という異名のとおり、勝負どころに滅法強く、正確無比なショットとパスワークで60~70年代のレイカーズを牽引した。

 オールスター選出14回、オールNBAチーム選出12回、オールディフェンシブチーム選出5回を誇るほか、1972年には18年ぶりの優勝に貢献。69年には優勝を逃しながらも、初代ファイナルMVPに選ばれている。

 さらに引退後の1982年から2000年にかけてはレイカーズのゼネラルマネージャーとして腕を振るい、黄金時代構築に尽力。シャック&コビーというリーグ史に残るダイナミックデュオを形成させた張本人でもある。
 
「私は称賛されることはなかった。あのチームにいた頃、私はただの幸運のお守りだったのかもしれない。だが私がいなければ、チームはあそこまで素晴らしいフランチャイズになることはなかった」とウエストは言う。

 レイカーズという歴史のあるフランチャイズで5人をセレクトするのは非常に難しいテーマではあるものの、オーナーのバスは自身が特に密接に接してきた人物たちを優先して選んだのかもしれない。

 とはいえ、これはあくまで現オーナーによる個人的な見解であり、決して正解があるわけではない。在籍期間を考慮すれば、レブロンではなくウエストかベイラー、あるいはシャックをそのリストに入れるべきだったという意見もあるだろう。名門ゆえの贅沢な悩みによって、いざこざが起きなければいいが。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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