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NBA

1勝1敗でホームに戻るレイカーズ。第3戦以降のカギはタイプの異なる“3人のセンター陣”の起用法<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.27

 36歳の大ベテランは試合後の会見で「できる限りゲームプランを遂行するようトライしている。ディフェンス面でチームメイトたちを助けて、相手のガード陣のアタックを阻止できるように努めている」と口にし、現チームにおけるオフェンス面の役割についてこう語った。

「コミュニケーションをとって、フロアにスペースを作り出し、必要とされる位置へとボールを動かすこと。そしてもうひとりのガードのようなプレーメーカーとなってAD(デイビス)がプレーしやすい位置へボールを渡し、スペースを作ってあげるんだ」

 ペイントエリアが主戦場のドラモンドとハレルはリバウンドや得点力といった面で強さを発揮する一方、ガソルは彼らにはない豊富な経験と、オフェンスの起点としてプレーメークをこなせる能力がある。
 
 3ポイントエリアやハイポストからショットを決めるだけでなく、パサーとしても機能することから、デイビスやレブロンがペイントエリアで積極果敢にアタックできるスペースが生まれる。ガソルが相手のビッグマンを外に引きずり出せば、そのスペースはさらに広がり、効果的なオフェンスにつながるのだ。

 第3戦以降、レイカーズがドラモンド、ハレル、ガソルという3人のセンター陣をどのように使いこなすのか。シリーズの行方を左右するポイントになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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