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「もっと良い関係を築いておけば…」元ブレイザーズのオルドリッジが語るキャリア“唯一の後悔”<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.03

「物事が起きたあとから見れば、過去の判断が正しかったか間違いだったかを言うのは簡単だよ。年齢を重ねるほど、物事をより明確に理解できるようになり、エゴが減って、神経質でもなくなっていく。これらはすべて真実だ。

 振り返って思うのは、デイム(リラード)ともっと良い関係性を築いて、うまくやっておけば良かった。お互いの仲間が私たちに話しかけてくれていたが、それが私たちの関係に少なからず制限をかけていたのかもしれない」

 当時のリラードはNBA選手として駆け出しで、オルドリッジもスターへの階段を歩み始めた頃。決して両者の関係は悪くはなかったが、それぞれのことで頭がいっぱいだったという。

「デイムともっと話して、より良い関係を築こうと努めていれば…と思う。彼はまだ若く、自分の道を模索していたし、私は今いる場所にたどり着くために必死だった。唯一の後悔は、デイムとの関係を築くために、もっと務めればよかった」
 
 そんなリラードはNBA9年目を迎え、リーグを代表するスーパースターとなった。オリドリッジも、15年に自身がフリーエージェントでスパーズに移籍したことが、結果的にリラードにはプラスに働いたと語っている。

「彼は確実に成長した。間違いなく、現代におけるエリートプレーヤーの1人だ。CJ(マッカラム)と良いワンツーパンチだと思う。私は現実主義だから、私がチームを去ったことはデイムにとって良かったと思う。

 彼は大きく飛躍して、フランチャイズプレーヤーにのし上がった。私とその役割を共有する必要はなくなったんだ。今、デイムとCJは上手くバランスを取っている。もし私が残って一緒にプレーしていたら、きっと特別なことが起こっていただろうね」

 オルドリッジは今年で現役生活に幕を閉じたが、ブレイザーズが再び強豪の姿を取り戻す礎を築いた功績は今後も語り継がれていくだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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