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NBA

故障者が相次ぐリーグの現状にレブロンが持論「こんなの絶対におかしい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.17

 レブロンはツイッターでそう綴り、リーグが下した決断を批判。昨季NBAファイナルに進出したレイカーズとマイアミ・ヒートはいずれも今年のプレーオフ1回戦で敗退。イースタン・カンファレンス決勝を戦ったボストン・セルティックスも1回戦、ウエスタン・カンファレンス決勝に進出したデンバー・ナゲッツは準決勝で4連敗を喫し、それぞれ今季を終えている。

「8、いやたぶん9人のオールスターがプレーオフの試合を欠場したんだ(史上最多)。リーグとファンの皆にとって、この時期は1年間の中で最高の時なのに、大好きな選手たちが何人も欠場してしまっている。こんなの絶対におかしい。もし身体のことを知り尽くし、一年中身体を動かし続けることでどうなるかを知る人間がいるとしたら、それはこの俺だ」とレブロンはツイートし、さらにこう続けた。
 
「俺が選手たち全員の健康のために代弁しよう。1年間で最も重要な時期に、こんなに多くのケガを見るなんて嫌だ。ファンの皆に申し訳ない。皆が大好きな選手たちを今すぐにでも見られたらと思う」

 はたして、レブロンが発したメッセージはリーグへと届くのだろうか。今月末には東京オリンピックの残り4つの出場権をかけた最終予選、そして来月には東京オリンピックが開催されるため、出場する選手たちの身体に負荷がかかることは間違いない。

 すでに来季の開幕は従来通りの10月中旬と報じられているが、今季起こった数々のケガとレブロンの発言、さらにはオリンピックの影響を鑑みて、開幕時期の変更あるいは試合数の短縮など、検討の余地はあるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)
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