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東京五輪

日本の相手はドンチッチのスロベニアかサボニスのリトアニアか、それとも…【五輪最終予選プレビュー|PART. 3】 <DUNKSHOOT>

小川由紀子

2021.06.23

■グループB
ポーランド(8位)
スロベニア(ヨーロッパ大陸 ワイルドカード枠)
アンゴラ(アフリカ大陸 ワイルドカード枠)
※カッコ内は19年W杯での順位

 リトアニアが最大の障壁に設定しているのはグループBのスロベニアだろう。17年の欧州チャンピオンながら、19年のW杯では出場を逃した彼らが国際大会復帰に賭ける思いは強い。エースのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)はNBAのプレーオフ終了後、「休暇返上で代表のキャンプに合流し、次の目標であるオリンピック出場権獲得を目指す」と宣言したほどだった。
 
 しかし同組のポーランドもなかなかの難敵だ。今季、ゼニト・サンクトペテルブルクのプレーオフ進出に貢献したフォワードのマテウス・ポニツカと、ポーランドに帰化したアメリカ生まれのシューティングガード、AJ・スローター、この2人を軸に、そつなく点を取ってくる上手さがあり、互角の戦いとなるような展開では勝ち切る粘り強さも持ち合わせている。

 彼らの初戦の相手はアンゴラだ。同国は21世紀初頭こそアフリカのバスケ大国として名高かったが、近年は他国に押され気味。ポーランドはW杯でもセネガルに快勝しているから、アフリカンスタイルへの苦手意識もなさそうだ。

 この会場の勝者が、五輪では日本、スペイン、アルゼンチンとともにグループCに加わる。(PART.4に続く)

文●小川由紀子

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