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NBA

セルティックス新HCユドカが語る“指揮官就任の理由、コーチを志すきっかけ、レナードへの助言”<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.29

「大事なのは、このチームが勝ちたがっているということ。そして18度目(の優勝)を助けることなんだ。それが魅力的だった。このチームにはフィジカルなタレントが間違いなく揃っている。今は彼らがより良いリーダーとなり、もっと声を出し、素晴らしい選手へと成長していくのを見ることができるチャンスなんだ」と、ユドカは新たなチャレンジに向けて意気込んでいた。

 そんなユドカは現役時代、2000年代序盤から計7シーズンにわたりNBAでプレー。スパーズに3シーズン所属したほか、レイカーズやニューヨーク・ニックスなど計5チームを渡り歩き、主にロールプレーヤーとしてキャリア平均5.2点、2.9リバウンド、1.0アシストをマークしている。

「私は現役時代、それぞれのチームでロールプレーヤーとして、いつも周囲の選手たちと上手くやってきた」と話すユドカに、コーチを目指すきっかけを与えたのはレジェンドのアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)だったという。
 
「『君ならいつかコーチになれるだろう』と私に初めて言ってくれたコーチが、私がニックスにいた時、たぶんアイザイア・トーマスだったと思う。彼は私が若手たちとも上手くやっていると言ってくれてね。『君は25得点を稼ぐスコアラーではないが、彼らは君と上手く付き合えているし、君は彼らを正しい道へとプッシュしてくれている』と言ってくれたんだ。そこから、私はコーチングキャリアについて考えるようになった。選手としてだけでなく、コーチとしても選手たちと上手くやっていこうと思ったんだ」

 スパーズのACを務めていた時には「当時若手だったカワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)へよく言っていたんだ。『どうして待っているんだ?』『彼らをリスペクトしすぎるんじゃない』とね」と明かした。この“彼ら”とは、当時スパーズに所属していたティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーのこと。偉大なるビッグ3に対し、遠慮せずに堂々とプレーするようにプッシュしていたという。
 
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