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東京五輪

「バスケ以外のことはしていない」アメリカ代表を牽引するデュラントを関係者が称賛!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.09

 ゴールデンステイト・ウォリアーズの一員として臨んだ一昨年のNBAファイナルでアキレス腱断裂の大ケガを負ったデュラントは、リハビリのために昨季を全休し、今季2シーズンぶりに復帰。平均26.9点、7.1リバウンド、5.6アシスト、1.29ブロックでレギュラーシーズンを終えると、プレーオフでは34.3点、9.3リバウンド、4.4アシスト、1.58ブロックまでその数字を伸ばし、カンファレンス・ファイナル進出へあと一歩までネッツを牽引した。

 デュラントやカイリー・アービングを中心とする新生ネッツを描いた『Can’t Knock the Hustle』の著者として知られるマット・サリバンは、2日にYouTubeへ公開されたインタビューの中で、コート外のデュラントについてこう明かしていた。
 
「私は朝、彼の家に1時間いたんだが、その場所全体が異臭を放っていたんだ……。ガールフレンドはおらず、バケーションに行くこともない。バスケットボール以外のことはしていないんだ。もうバスケだけ。めちゃくちゃ退屈だった。彼の家へ行くのは酷いものだったよ」

 偉大な選手となるべく、バスケットボールに打ち込むデュラント。ポポビッチHCとサリバンが話していたように、この男が自他ともに認めるバスケットボールジャンキーなのは間違いない。

 そして今夏、デュラントが見据えているのはもちろん、自身3個目となるオリンピックの金メダル獲得だ。ビールが「彼は今日、すごくユニークなことを言ってくれた。『スペシャルになるんだ。俺たちはそのためにここにいるんだ』。それが頭から離れなくてね」と口にしたように、リーダーとして、早くもスター揃いのチームUSAをまとめ上げている。

文●秋山裕之(フリーライター)
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