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東京五輪

アメリカ代表がナイジェリア代表にまさかの逆転負けも、ポポビッチHCは「この敗戦をどこか嬉しく思う」と前向き<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.11

「こういう(試合に敗れる)ことが起こった事実を、どこか嬉しく思う。この敗戦から何も学べなければ意味がなくなってしまう。我々にとってこのトーナメントで最も重要なこと、それはこの敗戦からの学習だ」

 アメリカ代表のグレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズ)は、そう語って気を引き締めた。この試合、デュラントが17得点をマークしたものの、最初のフィールドゴール11本のうち成功わずか2本と不発に。終盤の猛追で3ポイントやフリースローを沈めてスコアを伸ばしたものの、リラードは重要な局面で存在感が消え、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)もフィールドゴール成功率14.3%(1/7)と低調。ショットまで持ち込むのすらやっとというシーンも散見された。
 
「僕らはともにプレーしたことがない。今もどうプレーするか、模索しているところなんだ。それに(試合まで)3、4週間もない。だからこの敗戦を機に、映像をチェックして多くを学び、一丸となってやっていく」

 15得点、7リバウンドをマークしたテイタムは、今後に向けてそうコメントを残した。

 この敗戦により、デュラントのアメリカ代表としての連勝記録は39でストップ。オリンピック本戦まで約2週間と迫るなか、13日にはオーストラリア代表、14日にはアルゼンチン代表とのエキシビションゲームが組まれているだけに、ここからギアを上げ、どこまでチームとしてまとまることができるかに注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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