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NBA

アデトクンボの超絶ブロックはプレーオフ史上最高!? 現地メディアが過去の名ブロックを紹介<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.16

2)アキーム・オラジュワン/1994年NBAファイナル第6戦

 2勝3敗とあとがないロケッツに対し、ニックスのジョン・スタークスが第4クォーターに怒濤のスコアリングショーを開演。2点差に迫った最後の攻撃ではパトリック・ユーイングとのピック&ロールで決まれば優勝の3ポイントを放ったが、オラジュワンが値千金のブロック。この試合を制したロケッツは、翌第7戦も勝利して初優勝を成し遂げた。

3)レブロン・ジェームズ/2013年NBAファイナル第2戦

 初戦を落としたヒートは、第2戦では見事に立て直し、第4クォーター残り9分を切って19点をリード。ここでレブロンが守備で魅せる。トニー・パーカーからパスを受けたティアゴ・スプリッターがゴール正面から渾身の力でワンハンドダンクを狙うも、レブロンが右腕1本で跳ね返してみせたのだ。レブロンはどうだと言わんばかりにゴール下に仁王立ちし、余韻に浸っていた。
 
4)テイショーン・プリンス/2004年イースト決勝第2戦

 ピストンズの2点リードで迎えた試合終盤、チャンシー・ビラップスがターンオーバーを犯してしまい、ペイサーズが同点をかけて速攻に転じる。レジー・ミラーが冷静にレイアップを繰り出すも、逆サイドから走り込んできたテイショーン・プリンスが間一髪でボールを弾き飛ばしてピストンズが勝利。敵地のファンの歓声を一瞬で黙らせたこのブロックは、この年優勝したピストンズの象徴的なプレーとなった。

5)シカゴ・ブルズ/1993年イースト決勝第5戦

 90年代前期の3連覇をかけて迎えたニックスとのイースト頂上決戦。ブルズは2連敗後に2連勝を飾り、第5戦に臨んだ。わずかにリードして迎えた終盤、ニックスはユーイングがファンブルする寸前でなんとかチャールズ・スミスへボールをつないだものの、ホーレス・グラントやスコッティ・ピッペンが立ちはだかり、なんとリング下で4本連続ブロック。この試合を制したブルズは勢いを加速させ、続く第6戦も制してファイナルへ進出した。
 
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