オリンピックはFIBAルールに則って行なわれるため、各クォーターはNBAの12分から10分に、ファウル数も6回ではなく5回で退場となる。ディフェンス時における制限区域内の3秒ルールもなければ、リムに一度当たったボールであればそのまま弾くことも可能。それに3ポイントラインもNBAより短くなるため、NBAの感覚のままコートに立てば、相手チームから痛い失点を食らってしまうかもしれない。
先日FIBAが発表した東京オリンピック出場国におけるパワーランキングで、アメリカ代表はオーストラリア代表、スペイン代表に次ぐ3位と、優勝候補筆頭とはみなされていない。2019年のFIBAワールドカップでは代表史上ワーストとなる7位に終わってしまったこともあり、今回のアメリカ代表には十二分にモチベーションがあると言っていい。
特にテイタムは前回のワールドカップで足首を痛めて途中離脱しており、最後まで戦えなかった苦々しい経験がある。
「(2019年の大会では)プレーできなかったから、観ていて辛かった。チームメイトたちがプレーしているのを観ることしかできず、僕はあのチームを助けることができなかったんだ。それが今回心底プレーしたかった理由であり、ぜひともリベンジしたいね」
この2年間で、テイタムはNBAの若手で1、2を争うスコアラーへと成長した。ポストプレーやドライブ、ジャンパーに3ポイントと多くの武器を持つ男には、アグレッシブなプレーで得点を量産してもらい、金メダルを勝ち取ってほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
先日FIBAが発表した東京オリンピック出場国におけるパワーランキングで、アメリカ代表はオーストラリア代表、スペイン代表に次ぐ3位と、優勝候補筆頭とはみなされていない。2019年のFIBAワールドカップでは代表史上ワーストとなる7位に終わってしまったこともあり、今回のアメリカ代表には十二分にモチベーションがあると言っていい。
特にテイタムは前回のワールドカップで足首を痛めて途中離脱しており、最後まで戦えなかった苦々しい経験がある。
「(2019年の大会では)プレーできなかったから、観ていて辛かった。チームメイトたちがプレーしているのを観ることしかできず、僕はあのチームを助けることができなかったんだ。それが今回心底プレーしたかった理由であり、ぜひともリベンジしたいね」
この2年間で、テイタムはNBAの若手で1、2を争うスコアラーへと成長した。ポストプレーやドライブ、ジャンパーに3ポイントと多くの武器を持つ男には、アグレッシブなプレーで得点を量産してもらい、金メダルを勝ち取ってほしいところだ。
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