「ロッカールームでは、皆が自分たちには十分な力があると思っていた。けどそうではなかったんだ。だから僕らはそれぞれがこのことを理解しないといけない。僕としては、自分自身を見つめ直し、どの部分でもっと上手くなれるかを突き詰めていく。自分には何ができたのだろうかとね。そして来シーズン、(コートへ)戻ってまたやってみせるさ」とポール。
昨季のシーディングゲーム(順位決定戦)で8戦全勝を記録し、プレーオフ進出まで肉薄したサンズは、ポールやクラウダーといった即戦力のベテランを加えたことで一気に飛躍。ポールは今シーズンをこのように総括した。
「僕らはシーズンを通して成長してきた。おそらく、このチームが今いる位置まで這い上がってくるだなんて誰も期待していなかった。でも現実として、ここまで来ることができた。ただ、シーズン中にずっと言ってきたことだけど、(ファイナルで負けてしまえば)精神的な勝利なんてないんだ」
サンズは今夏、キャメロン・ペインやトーリー・クレッグ、フランク・カミンスキーといったロールプレーヤーが完全FAとなるため、ロースターのマイナーチェンジは避けられないだろう。
それでも、ポールがオプション行使あるいは再契約を結べば、今季と同じ主力陣で来季を戦うことができるだけに、依然としてリーグ指折りの戦力を有すると言っていい。ポールとサンズが悲願の優勝を成し遂げるチャンスは、決してなくなったわけではないのだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
昨季のシーディングゲーム(順位決定戦)で8戦全勝を記録し、プレーオフ進出まで肉薄したサンズは、ポールやクラウダーといった即戦力のベテランを加えたことで一気に飛躍。ポールは今シーズンをこのように総括した。
「僕らはシーズンを通して成長してきた。おそらく、このチームが今いる位置まで這い上がってくるだなんて誰も期待していなかった。でも現実として、ここまで来ることができた。ただ、シーズン中にずっと言ってきたことだけど、(ファイナルで負けてしまえば)精神的な勝利なんてないんだ」
サンズは今夏、キャメロン・ペインやトーリー・クレッグ、フランク・カミンスキーといったロールプレーヤーが完全FAとなるため、ロースターのマイナーチェンジは避けられないだろう。
それでも、ポールがオプション行使あるいは再契約を結べば、今季と同じ主力陣で来季を戦うことができるだけに、依然としてリーグ指折りの戦力を有すると言っていい。ポールとサンズが悲願の優勝を成し遂げるチャンスは、決してなくなったわけではないのだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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