専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「今は彼にとってプレシーズンのようなもの」調整中の八村塁に指揮官が言及「シュートの状態はものすごくいい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.12.03

 八村は今年6月にプレーオフでNBAキャリア2年目を終えると、7月からは日本代表として東京オリンピックに出場。チームは3戦全敗を喫するも、大会4位の平均22.3点をマークするなどフル稼働していた。そんな日本のホープを、指揮官は温かい目で見守っている。

「練習で見ている限り、シュートの状態はものすごくいい。8月のオリンピックは私も試合を観たけど、自信を持ってプレーしていた。(復帰後に)その状態が継続されることを願っている。今まで以上にアウトサイドから、そしてドリブルからのシュートも心地よく打てるようになるといいね。さらに進化したプレーを見るのが楽しみだ」

 ウィザーズは今後、3日にホームでクリーブランド・キャバリアーズ戦をこなすと、5日(対トロント・ラプターズ)、6日(対インディアナ・ペイサーズ)、8日(対デトロイト・ピストンズ)にアウェー3連戦が組まれている。八村を遠征へ帯同させるかどうかは「検討中」とアンセルドJr.HCは話しており、現時点でラプターズの渡邊雄太との日本人対決が実現する可能性は低そうだ。

 今季のウィザーズはここまで5パターンの先発陣を組んでおり、最も多い15試合でスペンサー・ディンウィディー、ブラッドリー・ビール、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマ、ダニエル・ギャフォードという布陣で臨んでいる。
 
 特にクーズマはウルブズ戦では5得点に終わるも、6リバウンド、5アシスト、3ブロックとマルチな働きを見せ、211cm・112kgのカール・アンソニー・タウンズともマッチアップ。翌2日の練習に参加した際には「毎日、一生懸命にやっているウェイトトレーニングがものすごく役立っている。俺はリーグトップのディフェンダーの1人だと思っている」と自信を語っている。

「相手の1番(ポイントガード)から5番(センター)まで守れる。試合によっては、スイッチして相手の1番と2番(シューティングガード)をメインで守ることだってあるし、昨日は相手の5番とやり合った。自分はそれだけ、ディフェンスで万能なんだと思っているし、プライドも持っている」

 現在の先発ラインナップは攻守ともにバランスが良いことから、チームは今後も離脱者などがいない限りはこの布陣で臨むことになるだろう。そうした状況のなかで、コンディションを整えた八村がどんな役割を担うことになるのか。今後の進展を楽しみに待ちたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号