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日本代表

富樫、比江島、ロシター…2023年W杯に向け“ホーバス戦術”に合致するアカツキファイブは?<DUNK SHOOT>

永塚和志

2022.02.21

 八村ら海外組がいないなかでの今回のWindowとなるが、本稿執筆段階では不明ながら、おそらく前Window同様、24名の候補選手から15~16名を沖縄へ連れていき、2試合で使い分けることになるのではないか(2023年ワールドカップはフィリピン、インドネシアとの共催で、日本はすでに開催国として出場権を得ているためこのようなことが可能)。

 そこで、現状でのベストな“アカツキファイブ”はどのようなものになるのか、考察してみよう。

 まず、アウトサイドにはタレントが多く、ポイントガード(PG)、シューティングガード(SG)、スモールフォワード(SF)にはとりわけホーバスHCのチームで中核をなす選手が多い。そのなかで、PGでは富樫勇樹(千葉ジェッツ)、寺嶋良(広島ドラゴンフライズ)、SGでは比江島慎(宇都宮ブレックス)、SFはアキ・チェンバース(群馬クレインサンダーズ)あたりが、システムを含めたホーバスHCの求めるものにより応えられるように思われる。
 
 注目は、今季のB1で日本人選手(帰化選手を除く)としてトップの平均得点(15.7点)、同トップのアシスト数(6.6)を上げているPG安藤誓哉と、昨季BリーグMVPに輝いたSGの金丸晃輔(ともに島根スサノオマジック)だ。

 安藤は2019年のワールドカップに出場しているが、世界の壁の前にほとんど何もできず東京五輪選出も逃したが、力強いドライブや3ポイントに磨きをかけるなど成長を見せている。金丸については、日本No.1と評され“変態的”とまで形容される長距離シュートの技量は、相手ディフェンスを広げる効果をもたらす。ディフェンス等に不安はあるものの、ホーバスHCの戦術にハマるのではないだろうか。

 SG今村佳太(琉球)にも注視したい。元々、ドリブルとペネトレーションには定評はあったものの、ここ1年ほどは3ポイントの精度も高めており(今季成功率39.0%)、日本屈指のオールラウンダーになりつつある。まだ粗さはあるものの、豊かな才能が光る。成長株の西田優大(シーホース三河)とポジションを争う存在だ。
 
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