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東京五輪

「世界に通用するのはわかった」女子バスケの小さな司令塔・町田瑠唯が銀メダルで得た自信【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.09

鋭いドリブルで世界の壁を切り開いた町田。(C)Getty Images

鋭いドリブルで世界の壁を切り開いた町田。(C)Getty Images

 東京五輪のバスケットボール女子が、日本史上初の銀メダルを獲得。歓喜から一夜明けた8月9日、12名の選手と監督がメダリスト記者会見を行なった。

 身長162センチながらドライブ力と華麗なパス捌きで、世界の長身選手を相手に活躍した司令塔の町田瑠唯は、「試合が終わってからメダルを獲った実感はなかったんですけど、表彰式でメダルをかけた時に実感が沸いてきて、とても嬉しくなりました」とコメント。

 緻密な戦術を立て銀メダルに導いたトム・ホーバス監督については、「トムさんは厳しいコーチ」と口にする一方、「誰より選手たちの力を信じてくれていると思いますし、それがチームに伝わって、一人ひとり自信を持ってプレー出来たのではないかと思うので、良いコーチだなと思います」と話す。
 
 ゲームを組み立てた小さな司令塔は、3年後のパリ大会へ向けて意気込む。

「小さいチームでも世界に通用するのは分かった。日本の武器のスピード、3ポイント、運動量、チーム力はこれからも強みにして、プラスアジャストされた時にどう対応するかっていうのをもっとチームとしてやっていけたら」

 決勝では平均身長が8センチ高い米国に苦戦を強いられた日本。「特に高さは国内で味わえないので、フィニッシュ力などのスキルをもっともっとやっていかないと」と前を見据えた。

構成●THE DIGEST編集部

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