「なんだかムカつく。彼らは俺の名前をそこに入れようとしないんだ」とレブロンが語ったように、歴代最高のスコアラーとして名前が挙がるのはジョーダンやチェンバレン、コビーばかり。どこか矛盾しているようにも映るのだが、レブロン自身は“パスファーストガイ”でありながら、スコアラーとして見落とされていると感じているのかもしれない。
今季はアンソニー・デイビスがケガで多くの試合を欠場していることもあり、平均29.4点はリーグ3位、これはレブロンのキャリアにおいてもここ12シーズンで最も高い。さらに6日のウォリアーズでは今季自己最多、キャリアでも3位タイの56得点を叩き出すなど、37歳にしていまだ衰え知らずのオフェンス力を維持している。
関係者や識者が歴代最強スコアラーの枠にレブロンを入れないのは、あくまでこの男がスコアリングに特化した選手ではないということの表われであり、決して見落としているわけではないはず。この先レブロンが現役を続けていくなかで、通算得点で歴代2位のカール・マローン(元ユタ・ジャズほか/3万6928得点)、そして1位のジャバー(3万8387得点)を抜いてトップに躍り出ようと、“史上最強のスコアラー”という称号を手にすることはおそらくないだろう。
だが、それにより評価を落とすことは決してない。なぜなら、この男はすでに史上最強のオールラウンダーという評価を確立しており、“レブロン”というプレースタイルでNBAの歴史に名を刻んでいるのだから。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】37歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!
今季はアンソニー・デイビスがケガで多くの試合を欠場していることもあり、平均29.4点はリーグ3位、これはレブロンのキャリアにおいてもここ12シーズンで最も高い。さらに6日のウォリアーズでは今季自己最多、キャリアでも3位タイの56得点を叩き出すなど、37歳にしていまだ衰え知らずのオフェンス力を維持している。
関係者や識者が歴代最強スコアラーの枠にレブロンを入れないのは、あくまでこの男がスコアリングに特化した選手ではないということの表われであり、決して見落としているわけではないはず。この先レブロンが現役を続けていくなかで、通算得点で歴代2位のカール・マローン(元ユタ・ジャズほか/3万6928得点)、そして1位のジャバー(3万8387得点)を抜いてトップに躍り出ようと、“史上最強のスコアラー”という称号を手にすることはおそらくないだろう。
だが、それにより評価を落とすことは決してない。なぜなら、この男はすでに史上最強のオールラウンダーという評価を確立しており、“レブロン”というプレースタイルでNBAの歴史に名を刻んでいるのだから。
文●秋山裕之(フリーライター)
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