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NBA

最大55点差で惨敗したウォリアーズにかつてのライバルたちが辛辣なコメント「もうあの時と同じチームじゃない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.13

「俺たちは前に進まなきゃいけないと思うね。(ウォリアーズは)もうあの時と同じチームじゃない。過去のように期待はしちゃいけないんだ。彼らはトラブルに陥っているように思う。俺はこのシリーズについて話しているんじゃない。あのチームのゴールはチャンピオンシップを勝ち獲ること。でも今のままじゃ、ダラス・マーベリックスを倒してフェニックス・サンズが勝ち上がってきたら、次のラウンドでスウィープされてしまうだろう」

 12日に行なわれたサンズとマブズのシリーズ第6戦は、マブズが113-86で圧勝して3勝3敗。どちらが次のラウンドへ進んでくるか分からない状況にある。

 それはウォリアーズとグリズリーズによるシリーズも同様で、第5戦を制した後に“Grizz in seven!”(グリズリーズが第7戦で勝つ)というチャントにモラントも乗っかっていたように、2勝3敗のグリズリーズが完全に息を吹き返したと言っていい。
 
 もっとも、この日ゲストとして出演したパトリック・ベバリー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)は、依然としてウォリアーズの優位を語っていた。

「あのチームがチャンピオンシップを勝ち獲るさ。君たちが何を言っているのか俺には分からないね。俺たちが今話しているのはゴールデンステイト・ウォリアーズなんだ。あのチームには点取り屋の(ジョーダン)プールがいるし、(ジョナサン)クミンガだっている。彼ら若手も点を取れるからな」

 ベバリーはプレーオフのファーストラウンドでグリズリーズと対戦しており、2勝4敗で敗退。グリズリーズが誇る選手層の厚さ、そして粘り強さを嫌というほど体験してきたベテランガードがウォリアーズを推したのは、グリズリーズに負けた悔しさからだったのかもしれない。

 もちろん、ウォリアーズがこのまま黙っているとも思えない。特にプレーオフに入ってからホームでは5戦無敗で、13日の第6戦はそのホームであるチェイス・センターで開催されるだけに、この“マスト・ウィン・ゲーム”は再び激戦になることが予想される。

文●秋山裕之(フリーライター)
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