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NBA

第3戦で左足を痛めたカリーが次戦出場へ意欲「第4戦がどれほど重要なのかは理解している」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.06.10

 トンプソンが第3戦で復調の兆しを見せたとはいえ、次戦でカリーがもし不在となれば、ウォリアーズのオフェンス力は大幅ダウンすることが明らか。10日の第4戦の出場が危ぶまれるなか、一夜明けた9日、カリーは練習場へ歩いて登場。「10時間半は寝たかな。あとは氷が入ったバケツに何度か(足を)入れている」と語り、次戦の出場に意欲を見せた。

「今日という日をうまく活用して、明日の試合に向けて完璧な準備をしていく。できるだけ回復させて、治療を受けるよ。第4戦がどれほど重要なのかは理解している。だからこの機会を楽しみにしている」

 第4戦までは中1日ということもあり、この日ウォリアーズは出場時間の少ない選手たちのみコートで練習し、主力は休養とコンディションの回復に時間をあてた。

「僕はレギュラーシーズンで(同じ痛みを)経験して、(プレーオフ初戦で)復帰した。これがどんな痛みなのか、ケガのレベルがどれほどのものかは分かっているし、それと向き合っていかなきゃいけない。昨夜の試合で(コートから)離れた後、これ以上テストする必要はないと思った。以前も経験していることだからね」
 
 現時点でカリーの足が万全な状態でないのは明らかだが、それでも34歳のエースは、「僕はプレーする」と次戦へ出場することを明言した。

 昨年の10月中旬にシーズンが開幕してから約8か月が経過。レギュラーシーズン中にケガで離脱した選手もいれば、プレーオフに入ってから負傷し、痛みと付き合いながらプレーを続けている選手もいる。

 セルティックスでもテイタムが右肩、ロバート・ウィリアムズ三世が左ヒザに痛みを抱えるほか、スマートも右足の大腿部や足首を痛めながらも試合へ出続けている。

 はたして10日の第4戦で、カリーは無事に出場できるのか。そしてどこまで本来のプレーができるのか。勝てば再び星は五分、逆に負ければセルティックスの王手がかかるだけに、重要な一戦となることは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)
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