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NBA

マジックの徹底マークの前に八村塁は6得点と沈黙。1対1のシュートチャンスを生かし切れず

秋山裕之

2019.11.18

 後半に入っても、マジックは八村にアミヌをマッチアップさせ、シュートチャンスを与えない。だが残り9分28秒、トロイ・ブラウンJr.の好アシストで、ボースハンドダンクを決める。

 これで波に乗るかと思いきや、マジックのディフェンスの前にこの後が続かない。その2分後、八村は左ミドルポストでアミヌとの1対1でリベンジを狙ったものの、ショットを放つ際にボールを弾かれてしまう。それでも残り6分にトーマス・ブライアントのミスショットをフォローして6得点目を記録した。

 残り3分36秒、ペイントエリアでボールを受け取り、リング下でカバーに入ったヴュチェビッチに勝負を挑むも、フェイクで相手とのズレを作り出せず、ショット失敗に終わり、ベンチへ下げられた。
 
 第4クォーター。八村は残り6分3秒から登場したものの、この日のウィザーズは、ビールとダービス・ベルターンスの3ポイント攻勢で追い上げを図る。

 だがマジックはインサイドのヴュチェビッチ、アウトサイドのフォーニエを中心に加点してリードを許さない。

 ウィザーズの3点ビハインドで迎えた残り39.0秒。ビールがドライブからベルターンスへパスを出したが、これをマーケル・フルツがスティールで奪い、そのまま持ち込んでボースハンドダンク。さらにファウルで得たフリースローも決めて勝負あり。マジックが125-121でウィザーズを下し、3連勝とした。

 ウィザーズではビ―ルがゲームハイの34得点に6リバウンド、8アシスト。3ポイントが85.7%(6/7)と大当たりだったCJ・マイルズが21得点、ベルターンスが15得点に8リバウンドを挙げたほか、3選手が2桁の点数を残すも、マジックからリードを奪えず。

 八村は27分54秒出場して6得点、4リバウンド、2アシスト。フィールドゴール42.9%(3/7)で、マジックのインサイド陣からフリースローを獲得することができなかった。アミヌを中心とするマジックのディフェンス陣の前に、八村はシュートチャンスを活かし切ることができなかった点は、今後に向けての改善点となるだろう。

 ウィザーズは今後、中2日を空けて20日(同21日)からホーム3連戦に臨むこととなる。初戦の相手となるサンアントニオ・スパーズは、開幕3戦目で2点差の惜敗を喫しているだけに、なんとかホームでリベンジしたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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