ワシントン・ウィザーズの八村塁は開幕から全試合で先発出場を続けている。

　ここまで目覚ましい活躍を見せた試合もあれば、シュートの不振やファウルトラブルで本領を発揮できなかったゲームもあったが、ルーキーとして及第点の活躍を見せていると言っていいだろう。

　そんな八村が地元メディア『The Washington Post』へ掲載されたインタビューで興味深い発言を残した。「ＮＢＡでどの選手の上からダンクを叩き込むのが夢ですか？」という質問に、八村は「そうだなぁ。分からないなぁ（笑） たぶんレブロン（ジェームズ／ロサンゼルス・レイカーズ）かな？」と返答。
  「レブロン？ すごいね。キングに向かっていくんだね」とインタビュアーから返されたものの、八村は「彼はトップにいる選手。だけど、なんで僕がトライしちゃいけないの？」と自信を覗かせていた。

　レブロン擁するレイカーズとの初戦は11月29日（同30日）。オフにオールスタービッグマンのアンソニー・デイビスを加え、開幕から好調を維持する名門球団相手に、八村がどれだけのプレーを見せられるか。そして夢である“キング”の上からダンクを決めることができるのか、今から楽しみだ。

文●秋山裕之（フリーライター）