「それはよくないな。有能な3ポイントシューターたちがいたら、1試合で10本もの3ポイントが決まっていたかもしれないからね。今では1つのクォーターだけで10本の3ポイントが飛び交っている。これじゃまるで3ポイントコンテストみたいだ」
79-80シーズンのリーグ全体の平均3ポイント成功数はわずか0.8本。ジャバーの現役最終年である88-89シーズンでも2.1本に過ぎず、当時はペイントエリアやミドルレンジが主戦場だった。
それが今ではパワーフォワードやセンターが3ポイントを決めるのは当たり前で、今季の平均成功数は12.4本。17-18シーズンからは5年連続で平均2桁、ここ3シーズンはいずれも平均12本超えと、その本数は増え続ける一方だ。ペイントエリアの攻防が中心だった時代にプレーしていたジャバーとしては、現代のスタイルはどうしても違和感があるのだろう。
だがリーグは変化を続けていく。来季中にはレブロンがレギュラーシーズンの通算得点で歴代トップに立つだろう。かといって、ジャバーが残してきた数々のレガシーが色褪せることはない。
文●秋山裕之(フリーライター)
79-80シーズンのリーグ全体の平均3ポイント成功数はわずか0.8本。ジャバーの現役最終年である88-89シーズンでも2.1本に過ぎず、当時はペイントエリアやミドルレンジが主戦場だった。
それが今ではパワーフォワードやセンターが3ポイントを決めるのは当たり前で、今季の平均成功数は12.4本。17-18シーズンからは5年連続で平均2桁、ここ3シーズンはいずれも平均12本超えと、その本数は増え続ける一方だ。ペイントエリアの攻防が中心だった時代にプレーしていたジャバーとしては、現代のスタイルはどうしても違和感があるのだろう。
だがリーグは変化を続けていく。来季中にはレブロンがレギュラーシーズンの通算得点で歴代トップに立つだろう。かといって、ジャバーが残してきた数々のレガシーが色褪せることはない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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