そのロケッツは一昨季にジェームズ・ハーデン、PJ・タッカー(いずれも現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)をトレードしたことで再建中。一昨季は17勝55敗(勝率23.6%)、昨季も20勝62敗(勝率24.4%)で、ともにリーグワーストの戦績に沈んでいる。
それでも、ベバリーは就任3シーズン目を迎えるスティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)を称賛し、古巣ロケッツへエールを送っていた。
「彼のことは好きだよ。いつだって真面目で、真正面から立ち向かうコーチでもある。細かいことにもこだわるし、もの凄くプロフェッショナルなんだ。
彼がベストを尽くそうとしているのは知っている。ウエスタン・カンファレンスでタフな状況にいるのは確かだけど、若いチームを競争力のある集団にしようとしているんだ。
大部分で彼らは正しい方向へ向かっている。彼が諦めることはない。選手たちは一生懸命プレーしているし、速くかつ上質なバスケットボールをしているよ」
ロケッツの今季予想スターターは、バックコートにケビン・ポーターJr.とジェイレン・グリーン、フロントコートにはベテランのエリック・ゴードンにアルペレン・シェングン、今年のドラフト1巡目3位指名のジャバリ・スミスJr.という布陣。ゴードン以外は若く、NBAキャリアも浅い。
ベンチにはトレイ・バークやジョシュ・クリストファー、ギャリソン・マシューズ、ジャイショーン・タイト、ウスマン・ガルーバ、ケニョン・マーティンJr.、新人タリ・イーソンがいるものの、お世辞にもプレーイン・トーナメント進出争いへ参戦できる戦力とは言えない。そのため、今季もウエスト下位から抜け出すことは厳しいと予想される。
ただ、昨季ウルブズのプレーオフ進出に貢献したベバリーのような闘将が、コート上のコーチとなって若い選手たちを鍛え上げることができれば、ロケッツの再建ペースは加速するのではないだろうか。
現時点でベバリーがロケッツへ加入する保証はどこにもないが、もしゴードンとともに若手をサポートするベテランを欲しているのであれば、ベバリーこそが適任なのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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それでも、ベバリーは就任3シーズン目を迎えるスティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)を称賛し、古巣ロケッツへエールを送っていた。
「彼のことは好きだよ。いつだって真面目で、真正面から立ち向かうコーチでもある。細かいことにもこだわるし、もの凄くプロフェッショナルなんだ。
彼がベストを尽くそうとしているのは知っている。ウエスタン・カンファレンスでタフな状況にいるのは確かだけど、若いチームを競争力のある集団にしようとしているんだ。
大部分で彼らは正しい方向へ向かっている。彼が諦めることはない。選手たちは一生懸命プレーしているし、速くかつ上質なバスケットボールをしているよ」
ロケッツの今季予想スターターは、バックコートにケビン・ポーターJr.とジェイレン・グリーン、フロントコートにはベテランのエリック・ゴードンにアルペレン・シェングン、今年のドラフト1巡目3位指名のジャバリ・スミスJr.という布陣。ゴードン以外は若く、NBAキャリアも浅い。
ベンチにはトレイ・バークやジョシュ・クリストファー、ギャリソン・マシューズ、ジャイショーン・タイト、ウスマン・ガルーバ、ケニョン・マーティンJr.、新人タリ・イーソンがいるものの、お世辞にもプレーイン・トーナメント進出争いへ参戦できる戦力とは言えない。そのため、今季もウエスト下位から抜け出すことは厳しいと予想される。
ただ、昨季ウルブズのプレーオフ進出に貢献したベバリーのような闘将が、コート上のコーチとなって若い選手たちを鍛え上げることができれば、ロケッツの再建ペースは加速するのではないだろうか。
現時点でベバリーがロケッツへ加入する保証はどこにもないが、もしゴードンとともに若手をサポートするベテランを欲しているのであれば、ベバリーこそが適任なのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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