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NBA

「感情が入り混じっていた」シーズン開幕戦でエンビードとスマートが一触即発!「彼は俺を壊そうとした」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.19

 判定はスマートのファウルとテクニカルファウルとなり、ハーデンがフリースローを沈めて次のポゼッションとなったのだが、試合後の彼らの言葉はイースタン・カンファレンス上位にいる両チームならではの、負けん気の強いものだった。

「実際のところ、俺にはわからない。彼ら(レフェリーたち)はファウルとコールし、俺は次のプレーへ向かうはずだった。だが(歩いている最中に)足を掴まれて滑ってしまった。そしてジェイレンがやってきた。バスケットボールであり、感情が入り混じっていた。シーズン最初の試合だったし、ボストンとフィリーによるライバル関係もあるし、激しいものだった。それは良いことなのさ」(エンビード)
 
 一方のスマートは「エンビードの頭をかちわってやろうかと思っていたけど、やらなかった。俺はリバウンドへ行った。バスケットボールのプレーだ。それからスティールにも行った。これもバスケットボールのプレーだ。(だけど)レフェリーは笛を吹いてファウルとコールしたんだ。俺はプレーをストップしたのに、俺の腕は固定され、彼は壊そうとした。でもテクニカルを取られたのは俺だけだった」とコメントした。

 エンビードとスマートは、いずれも闘争心の旺盛な選手。開幕戦で全米中継される注目カードということもあって、彼らは熱くなったということなのだろう。

 そうした展開があったなか、コートに転倒したエンビード、腕が絡んだスマートにケガがなかったことは幸いと言える。両選手はチームに不可欠な選手だけに、次戦以降もエナジーあふれるプレーを続けてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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