2011-12シーズン、全体9位で指名を受けたシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)でNBAデビューを飾ったウォーカーは、初年度から2シーズン連続で全試合に出場するほどのタフガイだったが、19-20シーズンにボストン・セルティックスに移籍してからはヒザのケガの影響もあってプレータイムも減少。昨季のニューヨーク・ニックスを経て、今季はデトロイト・ピストンズで一度もプレーしないまま解雇となると、11月29日にマーベリックスと契約した。
12月17日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではゲーム最多の32得点に加えて7アシストを記録するなど活躍もあったが、結局9試合(平均8.0点、2.1アシスト)に出場したのみで解雇となっていた。
それでも、12年のNBAキャリアで平均19.3点、5.3アシストを誇るオールスターガードが加わるとなれば、元オクラホマ・シティサンダーのデボン・ホールとバックコートコンビを形成して、即戦力になってくれるにちがいないと、ミラノファンのみならず、欧州バスケファンの間でも期待は膨らんだ。
だがしかし、記事が出た翌日の国内リーグ戦後の会見で、報道陣からこの件について質問を受けたメッシーナHCは、「何もない。コメントすることもない」と噂をばっさり否定。
「彼は偉大な選手だ。昨年からはフィジカル面に問題を抱えているようだが。ともあれ、我々に1本の電話をかけることもなくこのような突拍子もない記事を打ち出したガゼッタ紙に聞いてみてくれ。きっとツイッターでも読んで記事を書いたのだろう」
さらには、情報通のマーク・ステイン記者も「週末にケンバ・ウォーカーがイタリアでプレーする契約に迫っているという報道があったが、それはこのベテランガードのプランには入っていない。ウォーカーはイタリアのクラブ、オリンピア・ミラノとは契約も交渉もしていない。ウォーカーはNBAで新たな契約を得ることに照準を定めている」と、根拠のない噂であると断言した。
スポーツ界の移籍の噂においては、「否定していたのに実現した」というのもよくある話だが、どうやら今回のウォーカーのミラノ入りは、幻で終わりそうだ。もっとも、“火のないところに煙は立たぬ”ともいうから、こうした噂が出たのには、少なからず何か動きはあったのかもしれない。
数年先に再燃するようならそれもまた楽しみだが、ともあれ、ウォーカーにはまだまだNBAで、かつてのような小気味良いパフォーマンスを見せてもらいたい。彼の新天地での活躍を祈りつつ。
文●小川由紀子
12月17日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではゲーム最多の32得点に加えて7アシストを記録するなど活躍もあったが、結局9試合(平均8.0点、2.1アシスト)に出場したのみで解雇となっていた。
それでも、12年のNBAキャリアで平均19.3点、5.3アシストを誇るオールスターガードが加わるとなれば、元オクラホマ・シティサンダーのデボン・ホールとバックコートコンビを形成して、即戦力になってくれるにちがいないと、ミラノファンのみならず、欧州バスケファンの間でも期待は膨らんだ。
だがしかし、記事が出た翌日の国内リーグ戦後の会見で、報道陣からこの件について質問を受けたメッシーナHCは、「何もない。コメントすることもない」と噂をばっさり否定。
「彼は偉大な選手だ。昨年からはフィジカル面に問題を抱えているようだが。ともあれ、我々に1本の電話をかけることもなくこのような突拍子もない記事を打ち出したガゼッタ紙に聞いてみてくれ。きっとツイッターでも読んで記事を書いたのだろう」
さらには、情報通のマーク・ステイン記者も「週末にケンバ・ウォーカーがイタリアでプレーする契約に迫っているという報道があったが、それはこのベテランガードのプランには入っていない。ウォーカーはイタリアのクラブ、オリンピア・ミラノとは契約も交渉もしていない。ウォーカーはNBAで新たな契約を得ることに照準を定めている」と、根拠のない噂であると断言した。
スポーツ界の移籍の噂においては、「否定していたのに実現した」というのもよくある話だが、どうやら今回のウォーカーのミラノ入りは、幻で終わりそうだ。もっとも、“火のないところに煙は立たぬ”ともいうから、こうした噂が出たのには、少なからず何か動きはあったのかもしれない。
数年先に再燃するようならそれもまた楽しみだが、ともあれ、ウォーカーにはまだまだNBAで、かつてのような小気味良いパフォーマンスを見せてもらいたい。彼の新天地での活躍を祈りつつ。
文●小川由紀子
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