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NBA

バークレーが選ぶ“歴代トップ10選手”はジョーダンが1位。一方でレブロンを7位にした理由は「“いいヤツ”だから」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.07

 バークレーには自身の考えがあってこのランキングにしたのだろうが、7位のレブロンは史上最強を意味する“G.O.A.T.(Greatest Of All Time)論争”で、ジョーダンの対抗馬に上がるほどのスーパースター。

 しかも、レブロンはジャバーが保持してきたNBA記録の通算3万8387得点超えまで、あと36に迫っている。早ければ今週にリーグの歴史を塗り替えることが確実視されているだけに、この順位は意見が分かれるところだろう。

 するとバークレーは「レブロンのことは大好きだ。だが違うんだ。俺としては、マイケルとコビーは相手を殺しにかかるんだ」と自身の見解を口にしていた。

「レブロンはいいヤツだ。だがコビーとマイケルのことをいいヤツだったと言う者は誰もいない。『マイケル・ジョーダンはいいヤツ』なんて聞いたことがない。それはコビーもそう。それは別に悪いことじゃない。だが、レブロンはただただ“いいヤツ”なんだ。それで俺は7位にした」

 その選手が持つキャラクターで順位づけをしたとも捉えることができるバークレーのランキング。ジョーダンとコビーが独特なオーラを放ち、人を寄せ付けないところがあったのに対し、レブロンにはむしろ親近感があることが、この結果につながったのかもしれない。
 
 なお、現役でトップ10入りしたのはレブロンのみだが、引退後にその仲間入りを果たす可能性がある選手として、バークレーはステフィン・カリー(ウォリアーズ)を挙げていた。

「ステフがその機会を探している。もしステフがあと1回(チャンピオンシップで)勝てたら、トップ10に入れないわけにはいかないな」

 そして現役のベストプレーヤーについて聞かれると「俺ならヤニス(アデトクンボ/ミルウォーキー・バックス)だな。KD(ケビン・デュラント/ブルックリン・ネッツ)はたぶんベストなオフェンシブプレーヤー。だがジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)はとんでもないヤツさ。ジョエル(エンビード/フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)はすごいし、ステフもいる。素晴らしい選手たちが何人もいて、彼らを観るのは楽しいね」とコメント。

 カリーにアデトクンボ、デュラント、ヨキッチ、エンビード、さらにはレブロンも、まだまだ一線級で活躍できるスター選手だけに、バークレーのランキングがこれから数年後にどう変化していくのかも気になるところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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