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NBA

1週間で27チームがトレードに動いたNBA。優勝へのラストピースとなり得る“バイアウト・マーケット”の注目選手は誰だ?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.10

■“バイアウト・マーケット”入りすることが予想される選手たち
※カッコ内は、元の所属先→今回のトレードによる移籍先

【トレード組】
ラッセル・ウエストブルック(レイカーズ→ジャズ)
ジョン・ウォール(クリッパーズ→ロケッツ)
レジー・ジャクソン(クリッパーズ→ホーネッツ)
パトリック・ベバリー(レイカーズ→マジック)
ジョージ・ヒル(バックス→ペイサーズ)
サージ・イバカ(バックス→ペイサーズ)
ダニー・グリーン(グリズリーズ→ロケッツ)

 ウエストブルックにウォール、ジャクソン、ベバリー、ヒルといったポイントガード陣は、いずれもキャリア10年以上を誇るベテラン。彼らがトレードで移籍した先は若手中心、あるいはガード過多のチームのため、優勝の可能性を求めてバイアウトになる可能性が十分ある。

 ジャクソンはすでにバイアウトされる見込みと米メディア『The Athletic』がリポートし、同じく米メディア『Bleacher Report』はその移籍先がサンズになるだろうと報道。ウエストブルックについても、ジャズ側と合意の上でバイアウトとなれば、クリッパーズとブルズが獲得に関心を示すだろうと報じられている。

 優勝経験を持つベテランのイバカ、グリーンらも、バイアウトが成立すれば複数の上位チームが獲得へ動くことになりそうだ。
 
【所属チーム退団組】
ナーレンズ・ノエル(ピストンズ)
テレンス・ロス(マジック)
ウィル・バートン(ウィザーズ)
ケビン・ラブ(キャバリアーズ)

 ピストンズはアイザイア・スチュワート、ジェイレン・デューレンという若手ビッグマンに加え、デッドラインにウォリアーズからジェームズ・ワイズマンも獲得。ノエルは出番に恵まれておらず、ディフェンシブなビッグマンを求めるチームから白羽の矢が立ちそう。

 バートンは『ESPN』、ロスについては、米メディア『Hoops Hype』がバイアウトされる可能性があると報じており、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)と話し合いの末に1月下旬からローテーションを外れているラブもその候補となっている。

 はたして、今年の“バイアウト・マーケット”ではどんな動きがあるのだろうか。今後も引き続き目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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