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NBA

超絶ダンクで“時の人”となったマック・マクラング。運命を変えたコンテストの舞台裏とその後<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.02.26

 優勝後にそう喜びを語ったマクラング。すでに来年の大会への招待も受けているというが、今回も8つのストックの中から悩み抜いて選んだ4本を披露したのことで、「まだやってみたい新しいアイデアはいくつかある」という。来年もまた、みながポカーンと口を開けてしまいそうな妙技を見せてくれることだろう。

 マクラングの家族は、父や祖父はアメフト選手、母は体育教師、姉はカレッジサッカーのスター選手。その他、親戚たちにもスポーツ選手が多数いるというアスリート家系で、彼も子どもの頃から運動神経抜群だったらしいが、家族のコメントによると、それにもまして“闘争心”や“負けん気”が人一番強い子供だったという。

 子どもの頃は、父が自宅に作ったトレーニングジムにあった、足腰や跳躍力を鍛えるマシン『Vertimax』にハマっていた。去年のNBAの体力測定の垂直跳びで、バックコートの選手としては異例、球団史でも7番目という43.5インチ(110.49cm)を記録した、その素晴らしい瞬発力や脚力はこの頃のトレーニングで培われたものだろう。
 
 アメフトが盛んな地域で生まれ育ったため、子どものころはアメフトをやっていたが、中学校に上がる頃にバスケットボールを始めると、すっかり虜に。高校ではすでにダンカーとして知られる存在になり、ゲート・シティ高時代には、それまでアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が保持していた、ヴァージニア州の年間得点記録(948)を更新している。

 大学は、殿堂入りのレジェンド選手パトリック・ユーイング率いるジョージタウン大に入学したが、ガードの人数が多く思うように活躍の場が得られないことや、起用法について変化を求めて、3年生時にテキサス工科大に編入。しかし、3年終了時にエントリーした2021年のドラフトは、指名漏れに終わった。

 NBA関係者から彼が受けていたアドバイスは「周囲を使えるポイントガードとしてのスキルを磨け」ということ。たしかに“速攻からダンク”という得意技だけでは、シーズンを戦い抜く少数精鋭のロスターに残るのは厳しい。
 
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