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NBA

超絶ダンクで“時の人”となったマック・マクラング。運命を変えたコンテストの舞台裏とその後<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.02.26

 サマーリーグを経てレイカーズとの契約に漕ぎ着けたが、ロスターには残れずGリーグのサウスベイ・レイカーズでプレー。シカゴ・ブルズとの短期契約も経て、これまでに2試合、約25分間NBAのコートに立った。

 今季はシクサーズの下部組織であるデラウェア・ブルーコートでプレーし、昨年からこれまでのGリーグでのスタッツは平均17.4点。そしてアシストが5.8と、2.5前後だった大学時代から飛躍的に向上しており、ポイントガードとして着実に成長していることがうかがえる。

 今回のスラムダンク・コンテスト優勝で注目度はまた一段とアップし、さっそく『プーマ』 がスポンサーに名乗りを上げた。デラウェア・ブルーコートの試合チケットも飛ぶように売れ、インタビューの申し込みも殺到し、シクサーズは特別スタッフを3人もつけて対応しているという。さらに彼のインスタグラムのフォロワーは、この一晩だけで一挙に23万8000人も増加したそうだ。
 
 レブロン・ジェームズ(レイカーズ)も、日曜のオールスターゲーム後にマックラングについて極上の賛辞を贈っている。

「彼はダンクコンテスト史上、最も素晴らしい挑戦者の1人だ。でも、自分にとっては驚きじゃない。彼のことは高校時代からフォローしていたからね。当時からすでに彼は一大現象となっていた。

 コンテストでの彼のダンクのいくつかは、本当にユニークだった。空中にとどまっている時間の長さや、スワッグ……本当にクールだった。彼はヴィンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)、ドミニク・ウィルキンス(元アトランタ・ホークスほか)、マイケル・ジョーダン(元ブルズほか)、アーロン・ゴードン(デンバー・ナゲッツ)、ザック・ラビーン(ブルズ)といった選手たちに並んだね」

 昨年夏、ゴールデンステイト・ウォリアーズと契約していた時には、ジャパンゲームズにも帯同している。その際にチームメイトだったステフィン・カリーも「現実のものとは思えない!」とツイートしていた。
 
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