ハーデンは2012-13から20-21シーズン途中まで、約9シーズンをロケッツでプレーし、平均29.6点、6.0リバウンド、7.7アシスト、1.8スティールを記録。3度の得点王に1度のアシスト王、そして17-18シーズンにはMVPにも輝いている。
17年にロブ・ペリンカがロサンゼルス・レイカーズのゼネラルマネージャーに転身して以降、ハーデンはフルタイムの代理人を雇っていなかった。しかし今月中旬に元アディダスのエグゼクティブを務めていたトロイ・ペインを代理人として雇ったようで、今夏のFA戦線で再び動く可能性があると見ることもできる。
そんななか、ロケッツ時代のGMで、現在シクサーズのバスケットボール運営部代表を務めるダリル・モーリーが24日に『ESPN』の「SportsCenter」へ出演し、ハーデンについてこのように発言していた。
「私は(ハーデンが)オフシーズンではなく、今シーズンにフォーカスしていると分かっている。彼は優勝を勝ち取ることにフォーカスしているんだ。彼はそのベストなチャンスがあると感じる場所へ行くだろう。間違いなく、エンビードとのデュオは非常に良く、我々としては長期間にわたって最高のペアになると感じている」
シクサーズが5年連続でプレーオフへ進出しているのに対し、ロケッツは過去2シーズン連続でウエスタン・カンファレンス最下位。今季もリーグワーストの13勝46敗(勝率22.0%)と低迷している。
ロスターにはジェイレン・グリーンやケビン・ポーターJr.、アルペレン・シェングン、ジャバリ・スミスJr.、ケニョン・マーティンJr.といった若手が揃っているとはいえ、もし今年のドラフトでヴィクター・ウェンバンヤマ(メトロポリタン92/フランス)を獲得し、ハーデンを呼び戻したとしても、覇権争いへ参戦するには戦力不足と言わざるを得ない。
33歳のベテランとなり、優勝を最大のゴールに掲げているハーデンが、現状のロケッツへ帰還して若手とチームを作り直していくにはさすがに無理があるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
17年にロブ・ペリンカがロサンゼルス・レイカーズのゼネラルマネージャーに転身して以降、ハーデンはフルタイムの代理人を雇っていなかった。しかし今月中旬に元アディダスのエグゼクティブを務めていたトロイ・ペインを代理人として雇ったようで、今夏のFA戦線で再び動く可能性があると見ることもできる。
そんななか、ロケッツ時代のGMで、現在シクサーズのバスケットボール運営部代表を務めるダリル・モーリーが24日に『ESPN』の「SportsCenter」へ出演し、ハーデンについてこのように発言していた。
「私は(ハーデンが)オフシーズンではなく、今シーズンにフォーカスしていると分かっている。彼は優勝を勝ち取ることにフォーカスしているんだ。彼はそのベストなチャンスがあると感じる場所へ行くだろう。間違いなく、エンビードとのデュオは非常に良く、我々としては長期間にわたって最高のペアになると感じている」
シクサーズが5年連続でプレーオフへ進出しているのに対し、ロケッツは過去2シーズン連続でウエスタン・カンファレンス最下位。今季もリーグワーストの13勝46敗(勝率22.0%)と低迷している。
ロスターにはジェイレン・グリーンやケビン・ポーターJr.、アルペレン・シェングン、ジャバリ・スミスJr.、ケニョン・マーティンJr.といった若手が揃っているとはいえ、もし今年のドラフトでヴィクター・ウェンバンヤマ(メトロポリタン92/フランス)を獲得し、ハーデンを呼び戻したとしても、覇権争いへ参戦するには戦力不足と言わざるを得ない。
33歳のベテランとなり、優勝を最大のゴールに掲げているハーデンが、現状のロケッツへ帰還して若手とチームを作り直していくにはさすがに無理があるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- ハーデン、アービングとの“ネッツビッグ3”が失敗に終わった理由をデュラントが語る「一緒にフロアに立つ時間が足りなかっただけ」<DUNKSHOOT>
- 超絶ダンクで“時の人”となったマック・マクラング。運命を変えたコンテストの舞台裏とその後<DUNKSHOOT>
- 【NBA】渡邊雄太は4試合ぶりに3ポイントを沈め3得点。ネッツはブルズに44点差をつけられ大敗<DUNKSHOOT>
- 80年代を席巻した“バッドボーイズ”を元NBA選手がバッサリ「あれはハードファウルで、いいディフェンスではない」<DUNKSHOOT>
- 名手マジックが語るNBAの覇権争い。東西の3強を挙げ、注目のサンズには「真のチャンスがある」<DUNKSHOOT>