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NBA

王者ウォリアーズの“修正力”に屈したレイカーズ。八村は「次は僕らがアジャストする番。次の試合はすごく重要になる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.05.05

「相手はスモール(の布陣)にしてきました。それによってオフェンスではフロアを広げてきました。4人のシューターをガードするのは難しかった。彼らはディフェンスでもアグレッシブになり、相手にルーズボールやリバウンドを全部持っていかれたようなゲームでした」

 八村は試合後、ウォリアーズの対応に苦しんだことを明かした。一方で攻撃ではショットが好調で、試合を通じてフィールドゴール成功率57.1%(8/14)、3ポイント成功率66.7%(4/6)と初戦の6得点からステップアップを果たした。

「準備はできていました。どれもいい感じで、チームメイトたちがいいパスを送ってくれたので、シュートするだけでした。まるで練習のようにできました」

 自身のシュートタッチについてそう触れた八村は「彼らはいいアジャストをしてきたと思います。次は僕らがアジャストする番。次の試合は僕らにとってすごく重要になる」と、次戦に向けて意気込んだ。
 
 最大32点差をつけられる展開に、レブロンも「彼らはアジャストしてきた。彼らがそうしてくることは分かっていた。あれこそチャンピオンシップチームがやることだ。彼らは今夜、ホームコートを守り抜いたということ」と素直に敗戦を認めた。

 シリーズ第3戦はレイカーズのホーム、クリプトドットコム・アリーナで6日(日本時間7日)に行なわれる。

 NBA歴代最多のプレーオフ通算179勝に加え、デレック・フィッシャーと並んでシリーズ勝利数でも最多の40回を誇るレブロンは「彼らは今夜ものすごくいいプレーをしていて、俺たちはそうじゃなかった。これでシリーズは1勝1敗のタイ。俺たちは今その位置にいる」と語り、次戦での巻き返しを誓った。

文●秋山裕之(フリーライター)
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