現地時間5月2日(日本時間3日)、NBAは今季のMVPにフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードを選出した。
MVPは100名のスポーツライターと放送関係者による投票で決まり、1位票が10ポイント、2位票が7ポイント、3位票が5ポイント、4位票が3ポイント、5位票は1ポイントが換算され、エンビードは1位票73を含む、計915ポイントを獲得。
2位以下は計674ポイントのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、計606ポイントのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、計280ポイントでボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが入った。
今季のMVP投票でポイントを獲得したのは上記の4人のほか、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー/46ポイント)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ/30ポイント)、ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス/27ポイント)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/10ポイント)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/5ポイント)、ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート/3ポイント)、ディアロン・フォックス(キングス/2ポイント)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス/1ポイント)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/1ポイント)の計13選手。
この結果によって、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、キャリア20年目で初めてMVP得票ゼロに。38歳の大ベテランは2003年のデビュー以来、19シーズン連続でMVP票を獲得し、4度MVPを受賞。さらに得票ポイント数で2位に4度(06、14、18、20年)入り、昨季も10位にランクするなど、2位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)の17回を超え、MVP投票されたシーズンで歴代最多の19回を誇っていた。
今季のレイカーズは開幕から2勝10敗とスタートダッシュに失敗も、そこから立て直し、最終的にウエスタン・カンファレンス7位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終了。レブロンは平均28.9点、8.3リバウンド、6.8アシストをマークした。
平均出場時間、得点、アシストは堂々チームトップでリバウンドも2位と、キャリア20年目も超人的なパフォーマンスを披露したが、ケガで55試合の出場に終わっていたことが投票結果に響く形となった。
それでも、現役でMVP投票された年数を見てみると、レブロンに続くのはフェニックス・サンズのクリス・ポール(11度)、カリー、サンズのケビン・デュラント(いずれも10度)と、レブロンが頭ひとつ抜きんでていることが分かる。
連続得票シーズン記録こそ途切れてしまったものの、レブロンが今もなおリーグ有数の実力者であることに変わりはない。
2年ぶりに帰ってきたプレーオフで、レイカーズはレブロンのリーダーシップの下でグリズリーズとのファーストラウンドを突破。カンファレンス準決勝でも昨季王者ウォリアーズに対して初戦を制し、カンファレンス決勝進出まであと3勝としている。
38歳になっても第一線で活躍を続ける“キング”はMVPでは選外となったが、昨季から創設されたカンファレンス決勝MVPに20年目で初めて輝くチャンスがあるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「この瞬間を待っていた」八村塁のプレーオフ”無双”に米メディアで喝采の声止まず!豪快なダンク姿に「覚醒してる!」【NBA】
レブロンの“ザ・ブロック”が「史上最高のプレー」元同僚が証言「あれ以上はないと思う」<DUNKSHOOT>
MVPは100名のスポーツライターと放送関係者による投票で決まり、1位票が10ポイント、2位票が7ポイント、3位票が5ポイント、4位票が3ポイント、5位票は1ポイントが換算され、エンビードは1位票73を含む、計915ポイントを獲得。
2位以下は計674ポイントのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、計606ポイントのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、計280ポイントでボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが入った。
今季のMVP投票でポイントを獲得したのは上記の4人のほか、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー/46ポイント)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ/30ポイント)、ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス/27ポイント)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/10ポイント)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/5ポイント)、ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート/3ポイント)、ディアロン・フォックス(キングス/2ポイント)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス/1ポイント)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/1ポイント)の計13選手。
この結果によって、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、キャリア20年目で初めてMVP得票ゼロに。38歳の大ベテランは2003年のデビュー以来、19シーズン連続でMVP票を獲得し、4度MVPを受賞。さらに得票ポイント数で2位に4度(06、14、18、20年)入り、昨季も10位にランクするなど、2位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)の17回を超え、MVP投票されたシーズンで歴代最多の19回を誇っていた。
今季のレイカーズは開幕から2勝10敗とスタートダッシュに失敗も、そこから立て直し、最終的にウエスタン・カンファレンス7位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終了。レブロンは平均28.9点、8.3リバウンド、6.8アシストをマークした。
平均出場時間、得点、アシストは堂々チームトップでリバウンドも2位と、キャリア20年目も超人的なパフォーマンスを披露したが、ケガで55試合の出場に終わっていたことが投票結果に響く形となった。
それでも、現役でMVP投票された年数を見てみると、レブロンに続くのはフェニックス・サンズのクリス・ポール(11度)、カリー、サンズのケビン・デュラント(いずれも10度)と、レブロンが頭ひとつ抜きんでていることが分かる。
連続得票シーズン記録こそ途切れてしまったものの、レブロンが今もなおリーグ有数の実力者であることに変わりはない。
2年ぶりに帰ってきたプレーオフで、レイカーズはレブロンのリーダーシップの下でグリズリーズとのファーストラウンドを突破。カンファレンス準決勝でも昨季王者ウォリアーズに対して初戦を制し、カンファレンス決勝進出まであと3勝としている。
38歳になっても第一線で活躍を続ける“キング”はMVPでは選外となったが、昨季から創設されたカンファレンス決勝MVPに20年目で初めて輝くチャンスがあるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「この瞬間を待っていた」八村塁のプレーオフ”無双”に米メディアで喝采の声止まず!豪快なダンク姿に「覚醒してる!」【NBA】
レブロンの“ザ・ブロック”が「史上最高のプレー」元同僚が証言「あれ以上はないと思う」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 今季のMVPはエンビードが初受賞!シクサーズではチェンバレン、アイバーソンらに次ぐ史上5人目の快挙<DUNKSHOOT>
- 【NBA】レイカーズが敵地で王者ウォリアーズに先勝!デイビスが30得点、23リバウンド、4ブロック、八村塁は6得点<DUNKSHOOT>
- 【バスケW杯1次ラウンド展望・後編】八村&渡邊擁する日本の前に険しき壁。カナダ、フランス、ラトビアが揃うグループHは混戦必至<DUNKSHOOT>
- レナードとジョージは「NBAで最も信頼できないデュオ」。ピアースがケガの多いクリッパーズの2大エースを非難<DUNKSHOOT>
- カリーとジョーダンに“似た感覚”を覚えたカーHC。第7戦での超人的活躍を「当然に思う」一方で「偉業だと言い聞かせなければ」<DUNKSHOOT>