現地時間5月3日、ボストン・セルティックスはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのカンファレンス・セミファイナル第2戦に121-87で快勝し、シリーズ戦績を1勝1敗のタイにした。
1日に行なわれた第1戦で、セルティックスはジェームズ・ハーデンにプレーオフ自己最多に並ぶ45得点を許し、115-119で惜敗。シクサーズはその試合を欠場していた今季MVPのジョエル・エンビードが復帰し、意気揚々と臨んできたが、ホームのTDガーデンで見事返り討ちにしてみせた。
セルティックスは初戦でフィールドゴール成功率50.6%(45/89)、3ポイント成功率44.7%(17/38)をマークしたシクサーズを、第2戦ではそれぞれ39.2%(31/79)と20.0%(6/30)に封じ込め、攻めてはジェイレン・ブラウンがゲームハイの25得点、4アシスト、マルコム・ブログドンが23得点、マーカス・スマートとデリック・ホワイトが各15得点、グラント・ウィリアムズが12得点で勝利に貢献した。
第2戦から一夜明けた4日、NBAは今季のハッスル賞にスマートが選ばれたことを発表。最優秀守備選手賞と同賞のダブル受賞を果たした昨季に続き、史上初となる2年連続の戴冠となった。
2016-17シーズンから新設されたこの賞は、従来のボックススコアだけではなく、ハッスルスタッツに基づき選手の献身性を称えるもので、今季までの通算7シーズンのうち3度にわたってスマートが受賞している。
今季のスマートは、テイクチャージで平均0.18回(リーグ10位)、ルーズボールリカバーで平均0.8回(同14位)、ディフレクションで平均2.6回(同16位)、ボックスアウトで平均1.0回(同31位)、スクリーンアシストで平均0.8回(同37位)、ショットコンテスト数で平均4.2回(同98位)と満遍なく数字を残したほか、リーグ10位の平均1.52スティールを記録した。
公称193cm・100kgのパワーガードについて、今季からチームメイトになったブレイク・グリフィンは「ディフェンス時に彼がこなしていることは、他の選手たちにはできないこと」と称賛。ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)もセルティックスを攻守両面で鼓舞するリーダーを手放しで絶賛した。
「フィジカルに戦うという彼の献身性。それは最も重要なことだと思う。彼は毎晩、フィジカルの強さを持ち込み、チームで最もハードにプレーしてくれる。そして同時に、彼は自身のディフェンスやスカウティングしたこと、準備してきたことを詳しく語ってくれる。彼は我々のディフェンスにおいて、まさに先陣を切ってくれる。彼がいてくれて、我々はとても幸運だ」
セルティックスの“ハート&ソウル”として知られるスマートは、持ち前のパワーに強靭な足腰、キャリアを重ねるなかで磨いた予測能力を駆使し、ストッパー役からヘルプディフェンスまで多岐にわたって貢献。ルーズボールダイブを見せれば会場の雰囲気を一変させるほどのインパクトを放ち、今季リーグ2位のディフェンシブ・レーティング(110.6)を残したセルティックスにおいて、なくてはならない存在となっている。
5日から行なわれる第3戦以降も、スマート率いるセルティックスの堅守に注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
1日に行なわれた第1戦で、セルティックスはジェームズ・ハーデンにプレーオフ自己最多に並ぶ45得点を許し、115-119で惜敗。シクサーズはその試合を欠場していた今季MVPのジョエル・エンビードが復帰し、意気揚々と臨んできたが、ホームのTDガーデンで見事返り討ちにしてみせた。
セルティックスは初戦でフィールドゴール成功率50.6%(45/89)、3ポイント成功率44.7%(17/38)をマークしたシクサーズを、第2戦ではそれぞれ39.2%(31/79)と20.0%(6/30)に封じ込め、攻めてはジェイレン・ブラウンがゲームハイの25得点、4アシスト、マルコム・ブログドンが23得点、マーカス・スマートとデリック・ホワイトが各15得点、グラント・ウィリアムズが12得点で勝利に貢献した。
第2戦から一夜明けた4日、NBAは今季のハッスル賞にスマートが選ばれたことを発表。最優秀守備選手賞と同賞のダブル受賞を果たした昨季に続き、史上初となる2年連続の戴冠となった。
2016-17シーズンから新設されたこの賞は、従来のボックススコアだけではなく、ハッスルスタッツに基づき選手の献身性を称えるもので、今季までの通算7シーズンのうち3度にわたってスマートが受賞している。
今季のスマートは、テイクチャージで平均0.18回(リーグ10位)、ルーズボールリカバーで平均0.8回(同14位)、ディフレクションで平均2.6回(同16位)、ボックスアウトで平均1.0回(同31位)、スクリーンアシストで平均0.8回(同37位)、ショットコンテスト数で平均4.2回(同98位)と満遍なく数字を残したほか、リーグ10位の平均1.52スティールを記録した。
公称193cm・100kgのパワーガードについて、今季からチームメイトになったブレイク・グリフィンは「ディフェンス時に彼がこなしていることは、他の選手たちにはできないこと」と称賛。ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)もセルティックスを攻守両面で鼓舞するリーダーを手放しで絶賛した。
「フィジカルに戦うという彼の献身性。それは最も重要なことだと思う。彼は毎晩、フィジカルの強さを持ち込み、チームで最もハードにプレーしてくれる。そして同時に、彼は自身のディフェンスやスカウティングしたこと、準備してきたことを詳しく語ってくれる。彼は我々のディフェンスにおいて、まさに先陣を切ってくれる。彼がいてくれて、我々はとても幸運だ」
セルティックスの“ハート&ソウル”として知られるスマートは、持ち前のパワーに強靭な足腰、キャリアを重ねるなかで磨いた予測能力を駆使し、ストッパー役からヘルプディフェンスまで多岐にわたって貢献。ルーズボールダイブを見せれば会場の雰囲気を一変させるほどのインパクトを放ち、今季リーグ2位のディフェンシブ・レーティング(110.6)を残したセルティックスにおいて、なくてはならない存在となっている。
5日から行なわれる第3戦以降も、スマート率いるセルティックスの堅守に注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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