専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「4勝2敗でレイカーズだ」グリーンがウエスト決勝の結果を大胆予想!カギを握るのは「ヨキッチとデイビス」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.05.16

 ジョーカーの優れた部分は、コート中を動き回れることにある。ハイポストにエルボー、ペイントエリア、フリースローラインであろうと、どこにでも動いていける。そこがレイカーズのディフェンスへいくつか問題を引き起こすだろう。とりわけADをどれだけプレーさせるかに関わってくる」

 ナゲッツは万能型ビッグマンのヨキッチと、爆発力と勝負強さを兼備したガードのジャマール・マレーの2人が中心のチーム。彼らの周囲を、2020年にレイカーズで優勝した3&Dのケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、208cmの点取り屋マイケル・ポーターJr.、203cmで強靭なフィジカルを誇るアーロン・ゴードンが支え、ベンチにはブルース・ブラウン、新人のクリスチャン・ブラウン、36歳のベテランフォワード、ジェフ・グリーンらがいる。

 大黒柱のヨキッチは、サンズとのシリーズで平均トリプルダブル(34.5点、13.2リバウンド、10.3アシスト)に1.0スティール、1.0ブロックをマークしたほか、フィールドゴール成功率59.4%、3ポイント成功率44.4%、フリースロー成功率85.4%と絶好調。
 
 28歳のセンターは公称211cm・128kgという屈強な肉体を持つが、柔らかさと狡猾さ、巧さを兼備。今季レギュラーシーズンで12アシスト以上を記録した試合でチームは17戦無敗、プレーオフでも2桁アシストに達した試合では4勝2敗と勝ち越しているほか、サンズとのシリーズ4戦ではレギュラーシーズンも含めてキャリアハイの53得点を奪っている。

「レイカーズとしては、ジョーカーのパッシングゲームか大量得点のどちらかを止めていくことになるだろう。簡単なのは彼からのアシストを抑えること。両方とも止めることなんてできないからな。彼がその両方をやってしまえば負ける。実にシンプルなことだ」

 グリーンがそう語ったように、ヨキッチは今年のプレーオフで40得点以上を2度記録しているものの、チームはいずれも敗北。つまり、ヨキッチが得点を奪うよりも、自由自在にプレーメークしてチームメイトの得点機会を増やした方が、ナゲッツにとっては勝利が近づくと言っていい。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号