セルティックスにはテイタム、ブラウンという2人のスコアラーがいるほか、スマート、アル・ホーフォードというベテラン、デリック・ホワイト、マルコム・ブログドン、ロバート・ウィリアムズ三世、グラント・ウィリアムズと脇役陣も充実している。
一方のヒートはバトラーとアデバヨのほか、ゲイブ・ヴィンセントやマックス・ストゥルース、カイル・ラウリー、ケイレブ・マーティン、ケビン・ラブ、ダンカン・ロビンソンがいるが、ロスターのバランスや選手層、経験でセルティックスに分があると言えるだろう。
ただNBAのプレーオフは、どちらかのチームが4勝するまで続く。仮に初戦でホームのセルティックスが圧勝したとしても、闘将バトラーを軸に驚異の粘りで勝ち上がってきたヒートが簡単に崩れるとは考えにくい。
続いてフリーデル記者は両チームの指揮官をポイントに挙げた。セルティックスのジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)が就任1年目なのに対し、ヒートのエリック・スポールストラHCは就任15シーズン目で、プレーオフではNBA歴代5位の104勝(68敗/勝率60.5%)をあげており、経験値で大きな差がある。
「私がためらうことがあるとすれば、スポールストラだろう。彼は本当に素晴らしいコーチで、試合中の適応力は実に見事だ。対するマズーラは初めて経験していくことになる」
開幕前の下馬評ではセルティックス優勢だが、試合巧者ヒートには試合中の修正力に長けた知将がおり、それに対応できる選手たちもいる。今年のシリーズも長期戦になるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
第7戦史上最多の51得点を叩き出したテイタム。前戦の大不振からバウンスバックし「僕は負けず嫌い。この機会が大好きなんだ」<DUNKSHOOT>
「まるでマジックとウォージー」レブロンから八村塁の豪快ダンクにファン熱狂!日本人初のカンファレンス決勝へ<DUNKSHOOT>
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ただNBAのプレーオフは、どちらかのチームが4勝するまで続く。仮に初戦でホームのセルティックスが圧勝したとしても、闘将バトラーを軸に驚異の粘りで勝ち上がってきたヒートが簡単に崩れるとは考えにくい。
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「私がためらうことがあるとすれば、スポールストラだろう。彼は本当に素晴らしいコーチで、試合中の適応力は実に見事だ。対するマズーラは初めて経験していくことになる」
開幕前の下馬評ではセルティックス優勢だが、試合巧者ヒートには試合中の修正力に長けた知将がおり、それに対応できる選手たちもいる。今年のシリーズも長期戦になるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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