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NBA

戦力充実のセルティックス相手にアップセットを狙う第8シードのヒート。米識者が挙げたヒートの“勝ち筋”とは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.05.17

 セルティックスにはテイタム、ブラウンという2人のスコアラーがいるほか、スマート、アル・ホーフォードというベテラン、デリック・ホワイト、マルコム・ブログドン、ロバート・ウィリアムズ三世、グラント・ウィリアムズと脇役陣も充実している。

 一方のヒートはバトラーとアデバヨのほか、ゲイブ・ヴィンセントやマックス・ストゥルース、カイル・ラウリー、ケイレブ・マーティン、ケビン・ラブ、ダンカン・ロビンソンがいるが、ロスターのバランスや選手層、経験でセルティックスに分があると言えるだろう。

 ただNBAのプレーオフは、どちらかのチームが4勝するまで続く。仮に初戦でホームのセルティックスが圧勝したとしても、闘将バトラーを軸に驚異の粘りで勝ち上がってきたヒートが簡単に崩れるとは考えにくい。
 
 続いてフリーデル記者は両チームの指揮官をポイントに挙げた。セルティックスのジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)が就任1年目なのに対し、ヒートのエリック・スポールストラHCは就任15シーズン目で、プレーオフではNBA歴代5位の104勝(68敗/勝率60.5%)をあげており、経験値で大きな差がある。

「私がためらうことがあるとすれば、スポールストラだろう。彼は本当に素晴らしいコーチで、試合中の適応力は実に見事だ。対するマズーラは初めて経験していくことになる」

 開幕前の下馬評ではセルティックス優勢だが、試合巧者ヒートには試合中の修正力に長けた知将がおり、それに対応できる選手たちもいる。今年のシリーズも長期戦になるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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