そうしたなか、現地時間5月26日にシャックことシャキール・オニール(元レイカーズほか)のポッドキャスト番組“The Big Podcast with Shaq”の最新エピソードが公開。1990年代後半~2000年代にリーグの最強センターとして君臨した男が、セルビア出身の万能型ビッグマンを絶賛した。
「ジョーカー(ヨキッチの愛称)がベストセンターだ。彼はバスケットボールというゲームを変えた。センターの新鋭のようにプレーしていると思うね。5年前、センターのヤツらは揃ってジャンパーを打つだけだった。ジョーカーはベストなビッグマンであり、それを証明してきた」
ナゲッツで実質的なポイントガード、オフェンスの起点となっているヨキッチは、ポストやエルボー、トップ・オブ・ザ・キー付近などあらゆるエリアからプレーメークし、得点やアシスト、中継役まであらゆる役割をこなしている。
ただし、MVPに2度選ばれたからといって、シャックはヨキッチが自身を上回ったとは見ていないようだ。
「よく聞け。俺よりもたくさんのヤツらがMVPに選ばれてきた。俺より上のヤツだとは到底思えない連中が、だ。3回選ばれたヤツだっているが、俺は1回、コビー(ブライアント/元レイカーズ)だって1回しか選ばれていない。じゃあそいつらが俺とコビーよりも優れていたと言えるのか?それはどうかと思うね。
エンビードはMVPに選ばれた。だが、プレーオフで俺たちへ見せたハイライトでは、ジャンパーを打ってばかりだった。俺が考えている新たなセンター像の定義そのものだ。俺が見たいのは、スリーやピック&ポップの連発じゃない。ジョーカーはどうかって? あらゆるプレーを見せてきたはずだ」
ナゲッツとのシリーズで敗れたサンズのケビン・デュラントが「ヨキッチはバスケットボールをプレーしたなかで、歴代最高のセンターの1人として名を残すだろう」と話したように、ヨキッチは今プレーオフの活躍によって、現役最高のビッグマンとしての地位を確立したと言えるのかもしれない。
6月1日に幕を開けるNBAファイナルで、ヨキッチがナゲッツをフランチャイズ史上初のタイトル獲得へ導くことができれば、その評価は確実なものとなるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
「ジョーカー(ヨキッチの愛称)がベストセンターだ。彼はバスケットボールというゲームを変えた。センターの新鋭のようにプレーしていると思うね。5年前、センターのヤツらは揃ってジャンパーを打つだけだった。ジョーカーはベストなビッグマンであり、それを証明してきた」
ナゲッツで実質的なポイントガード、オフェンスの起点となっているヨキッチは、ポストやエルボー、トップ・オブ・ザ・キー付近などあらゆるエリアからプレーメークし、得点やアシスト、中継役まであらゆる役割をこなしている。
ただし、MVPに2度選ばれたからといって、シャックはヨキッチが自身を上回ったとは見ていないようだ。
「よく聞け。俺よりもたくさんのヤツらがMVPに選ばれてきた。俺より上のヤツだとは到底思えない連中が、だ。3回選ばれたヤツだっているが、俺は1回、コビー(ブライアント/元レイカーズ)だって1回しか選ばれていない。じゃあそいつらが俺とコビーよりも優れていたと言えるのか?それはどうかと思うね。
エンビードはMVPに選ばれた。だが、プレーオフで俺たちへ見せたハイライトでは、ジャンパーを打ってばかりだった。俺が考えている新たなセンター像の定義そのものだ。俺が見たいのは、スリーやピック&ポップの連発じゃない。ジョーカーはどうかって? あらゆるプレーを見せてきたはずだ」
ナゲッツとのシリーズで敗れたサンズのケビン・デュラントが「ヨキッチはバスケットボールをプレーしたなかで、歴代最高のセンターの1人として名を残すだろう」と話したように、ヨキッチは今プレーオフの活躍によって、現役最高のビッグマンとしての地位を確立したと言えるのかもしれない。
6月1日に幕を開けるNBAファイナルで、ヨキッチがナゲッツをフランチャイズ史上初のタイトル獲得へ導くことができれば、その評価は確実なものとなるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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