スパーズ一筋19シーズンをプレーしたダンカンは1392試合、17シーズン在籍したパーカーが1198試合、そして16シーズン所属したジノビリは1057試合と、3選手全員がレギュラーシーズン1000試合以上に出場しており、彼らは出場試合数で球団史上トップ3に揃ってランクインしている。
プレーオフでもダンカンが251試合(3位)、パーカーが226試合(6位)、ジノビリが218試合(8位)と、いずれもNBAプレーオフ出場試合数で歴代トップ10に名を連ねており、数多くの試合で勝利を収めてきた。
その一方、マークスがリードするネッツは、2019年夏にデュラント、アービングが加入したのち、2021年1月にはヒューストン・ロケッツからジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)を獲得して、現役最強のビッグ3を形成。
しかし同年のプレーオフではハーデンとアービングがケガに苦しみ、デュラントの奮闘空しくカンファレンス・セミファイナル第7戦でミルウォーキー・バックスに敗れた。
昨季途中にはハーデンをシクサーズへ手放し、ベン・シモンズらを獲得して新たなビッグ3を作り上げたが、シモンズはケガでコートに立てず。ファーストラウンドでボストン・セルティックスにスウィープ負けと、上手く機能させることができなかった。
NBAでは6月18日にワシントン・ウィザーズとフェニックス・サンズの2チーム間で大型トレードが合意に達し、ブラッドリー・ビールがサンズへ移籍。サンズにデビン・ブッカー、デュラント、ビールという超豪華なビッグ3が誕生した。
だが、彼らがスパーズのビッグ3のように、お互いがエゴを前面に出さず、チームの成功を最優先にプレーを続けることができるのかは不透明だ。
そう考えると、10年以上も一緒にプレーし、複数回の王座獲得に成功したスパーズのダンカン、パーカー、ジノビリのビッグ3は、NBAの歴史上で見ても、長期間にわたって成功を収めた稀有なトリオと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
プレーオフでもダンカンが251試合(3位)、パーカーが226試合(6位)、ジノビリが218試合(8位)と、いずれもNBAプレーオフ出場試合数で歴代トップ10に名を連ねており、数多くの試合で勝利を収めてきた。
その一方、マークスがリードするネッツは、2019年夏にデュラント、アービングが加入したのち、2021年1月にはヒューストン・ロケッツからジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)を獲得して、現役最強のビッグ3を形成。
しかし同年のプレーオフではハーデンとアービングがケガに苦しみ、デュラントの奮闘空しくカンファレンス・セミファイナル第7戦でミルウォーキー・バックスに敗れた。
昨季途中にはハーデンをシクサーズへ手放し、ベン・シモンズらを獲得して新たなビッグ3を作り上げたが、シモンズはケガでコートに立てず。ファーストラウンドでボストン・セルティックスにスウィープ負けと、上手く機能させることができなかった。
NBAでは6月18日にワシントン・ウィザーズとフェニックス・サンズの2チーム間で大型トレードが合意に達し、ブラッドリー・ビールがサンズへ移籍。サンズにデビン・ブッカー、デュラント、ビールという超豪華なビッグ3が誕生した。
だが、彼らがスパーズのビッグ3のように、お互いがエゴを前面に出さず、チームの成功を最優先にプレーを続けることができるのかは不透明だ。
そう考えると、10年以上も一緒にプレーし、複数回の王座獲得に成功したスパーズのダンカン、パーカー、ジノビリのビッグ3は、NBAの歴史上で見ても、長期間にわたって成功を収めた稀有なトリオと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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